いきなりメインフロアにブースを出展したインドのメーカー
1月開催が最後というのに、メルセデスベンツ、BMW、アウディの出展とりやめもあり、どうにも寂しい内容となったのが今回のデトロイトショー。しかし、そのなかで今回初出展した完成車メーカーがある、それはインドの“マヒンドラ&マヒンドラ”である。
状況の違いもあるが(展示スペースがスカスカ)、中国メーカーはメインホールではなく、会場のコボホールのコンコース(通路)への出展からはじまったのだが、インドメーカーであるマヒンドラはいきなりメインフロアにブースを構えた。コンパクトなブースには自社の原点ともいえるジープタイプの“ロクサー”が展示されていた。
複数展示されていたロクサーのなかでボンネットが開いていた展示車があったので、エンジンルームを覗くと、“ASSEMBLE in the USA”という表記を発見した。どういうことなのか事情通に聞くと、「未完成車としてアメリカに陸揚げし、バッテリーを搭載するなど最終調整をすることでアメリカ製としているようです」とのこと。さらに「このモデルはアメリカでの必要な規格を満たしていないので、公道では走ることができません。農場などのプライベートエリアでしか乗ることができません」と話してくれた。
ちなみに同じように 公道を走ることはできないものの、プライベートエリアで使い勝手が良いとのことで、日本から軽トラックが輸出されているのも有名な話。