BMW初となるAIを活用したドライバーズサポートシステム搭載
ビー・エム・ダブリューは、1975年の初代登場より40年以上も愛され続けている3シリーズの新型モデルを日本市場にて発売すると発表。プレ・オーダーシステム(preorder.jp)にて予約受付開始した。なお、販売開始は3月9日(土)となっている。
エクステリアデザインは、歴代モデル同様のスポーティデザインやBMWの象徴といえるキドニーグリルなどは継承している。キドニーグリルは従来のふたつに別れたタイプからひとつのフレームで縁取られた立体的な造形へと進化。水平方向への広がりを表現しつつ、低重心かつアグレッシブなスタイルを実現した。
インテリアは新型8シリーズクーペから導入されている新しい表示・操作コンセプトである「BMW Operating System 7.0」を採用したBMWライブ・コックピットを全車に標準装備。タッチ操作機能を備えた大型コントロールディスプレイやフルデジタルメーターパネルが、先進性を感じさせながらBMW伝統であるドライバーの操作性を最優先させる空間に仕立てている。
安全運転支援システムも抜かりはない。日本市場に初導入となる高性能3眼カメラを使用した最新のシステムをBMW 320i Standard以上の量産グレード全車に標準装備。この高性能3眼カメラシステムは、長距離/中距離/周辺監視をそれぞれのカメラに役割を特化させることで、より正確なレーンキープ機能や、より離れた箇所の危険予測が可能となっている。
BMW初となる、AIを活用した新開発の「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を随時導入させる。これは音声の会話だけで、車両の操作や各種車両操作が可能となる。これまでの音声認識機能よりも、より自然な会話に近い言葉でドライバーの指示や質問を理解可能に。また、ドライバーの好みなども学習するので、愛車が真のパートナーへと進化していく。
もちろん、走行性能も大幅に進化している。フロント43mm、リヤ21mmほど拡大したトレッドと合わせ、ホイールベースは40mm拡大した2850mmに。10mmほど重心が下がり、約55kgの軽量化も実現している。ボディサイズは先代よりも全長が70mm増えて4715mmに。全幅は25mm増えて1825mmとなったことで力強さを感じさせる。
パワートレインは、330iには細部まで改良された2リッター直4ターボエンジンを搭載。従来モデルと比較して、ほぼすべての常用回転域で50N・mものトルク性能を向上させている。ノイズの低減やレスポンスも向上し、クリーンかつスポーティな走りを実現した。
また、新型320iには日本の道路事情などを考慮した日本専用チューンのエンジンを搭載。最高出力135kW(184馬力)/5000rpm、最大トルク300N・m/1350-4000rpmを発揮する。
これまでにシリーズ累計販売台数1500万台以上を達成している3シリーズ。最新モデルも多くのファンを魅了することだろう。メーカー希望小売価格(税込み)は下記の通り。
BMW 320i SE 452万円
BMW 320i Standard 523万円
BMW 320i M Sport 583万円
BMW 330i M Sport 632万円
※320i SEは2019年中旬に発売予定。