フラットトルクは駆動系へのストレスを抑えるため
そこで、複数のエンジン開発者に調査したところ、まず電子制御で抑えていることが判明。ではどうしてそのようなことをするのかというと、ミッションなどの駆動系へのストレスが大きすぎて、壊れる可能性が高まるからだそうだ。
確かにこのパターンになるのは500馬力などのプレミアムスポーツが多い。また、ミッションが壊れるというのも納得で、ミッションメーカーの仕様書を見ると各型式ごとに対応トルクが明記されている。確かに、軽のミッションがGT-Rに付けられたとしても、もたないのは誰しも想像がつくだろう。ギヤやシンクロが砕けたり、シャフトがねじ切れたりするだろうし、クラッチやトルコンももたない。ミッションのほうだけで対応していては、巨大になるし、重量も増えていいことなしなので、トルクの出し方で調整しているというわけだ。