見た目のオシャレさと走りと使い勝手を兼ね備えたモデルも
3)ホンダ・ヴェゼル
続いては、ファミリーでの使いやすさと運転しやすさに加えて、ご主人の走りの満足度も高いという欲張りなコンパクトSUVが、ホンダ・ヴェゼル。すでに人気モデルではありますが、かなりファミリーに便利なポイントがたくさんあることは、あまり知られていないのではないでしょうか。
まず、私が全長4.3m前後のSUVを乗り比べたところ、後席の足もとスペースがいちばん広いのがヴェゼルでした。その上、座面を跳ね上げて格納するアレンジができるので、片側を跳ね上げて靴の履き替えや着替えスペースを作ったり、背の高い荷物を積んだりといった、多彩な使い方が可能に。
またラゲッジの間口が広く、低床設計ならではの開口部の低さは女性でも重い荷物が積みやすくしてくれます。アクティブなレジャーの多いファミリーには、とくにオススメのSUVです。
4)MINIクロスオーバー
さて、お次は輸入車からピックアップ。デザインで憧れている女性も多いMINIですが、そのクロスオーバーSUVタイプであるMINIクロスオーバーは、ベーシックなMINIよりも運転しやすく、ファミリーでの使い勝手も満足度の高い1台。
運転席からの視界がアップライトになることで、市街地での扱いやすさから、高速道路でのリラックス感までしっかりアップ。後席の座面はチャイルドシートのお世話にもちょうどいい高さなので、とくに小さな子供がいるファミリーに便利でしょう。
また、今回オススメするSUVの中で唯一、プラグインハイブリッドが選べるのもMINI クロスオーバー。電気だけで最大42kmの走行が可能で、次世代エコカーに興味のあるファミリーにもピッタリです。
5)BMW X2
最後は運転しやすさに加えて、スポーティな走りが好みな女性にもオススメしたい、昨年デビューしたばかりのBMW X2。これはとにかく、運転席に座った瞬間にSUVであることを忘れてしまうくらい、まるで自分の手足の延長のように思い通りに走れる気持ちよさが魅力です。
そのぶん、後席の乗り心地はちょっと硬めにはなりますが、全高が1535mmとSUVの中では極めて低いルーフの割に、後席とラゲッジの広さはしっかり確保。通常でも470Lのラゲッジ容量は、このクラスではかなり優秀なので、荷物の多いファミリーでも大丈夫です。
というわけで、雪道など悪路走破性が高いタイプから、デザイン重視タイプ、スポーティな走りに振ったタイプまで取り揃えてみましたが、どれも運転しやすさ、ファミリーでの使い勝手がバランスよく備わっているSUVばかり。これらを選べば、ミニバンをあきらめた奥様も、スポーツカーやセダンに後ろ髪引かれるご主人も、どちらも楽しいSUVライフが送れることでしょう。