オイルやタイヤだけじゃダメ! 意外と知られていないクルマの消耗品と交換時期(前編) (1/2ページ)

一般には馴染みのない消耗パーツが結構ある

 一台のクルマに使われている部品は、およそ3万点。交換不能なモノコックをはじめ、そのほとんどが経年劣化していく消耗品だ。燃料、タイヤ、オイル以外にも、定期的に交換する必要があるパーツがけっこうあるので、その主なものをピックアップしてみよう。

1)エアフィルター/エアコンフィルター

 吸入する空気と一緒にエンジン内にゴミやホコリが入らないようにするエアフィルターは、5万km(シビアコンディションならその半分)が交換の目安。放っておくと、吸入抵抗が増えて、燃費の低下やパワーダウンにつながる。似たようなものに(?)エアコンのフィルターもあるが、これは花粉除去タイプで3万km、脱臭タイプで1万5000kmごとの交換がおすすめ。

2)ブレーキ関係

 ブレーキ関係も消耗品の多い部分。まずブレーキパッドは、摩擦材の残量が2mm以下になったら即交換。ブレーキ警告灯が点灯した場合も、残量が減っていることが多い。ブレーキフルードも劣化すると吸湿率が上がり、エアを噛みやすくなってタッチと効きが悪くなるので、車検ごとに交換するのが理想。

 ローターも摩擦で薄くなっていくので消耗品。新品から2mmぐらい薄くなると要交換(ローター本体に使用限度の厚みが記されている)。ブレーキキャリパーのシール類の寿命も5年ぐらいなので、オーバーホールが必要。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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