もう登場しない可能性もある操ってる感満点の4台
新たに登場する車種も、販売の割合で言っても圧倒的にAT車が優勢となっている現代。燃費の面で見ても、サーキットでのラップタイムを見ても2ペダル車(AT車)のほうが優れているという事実がある。
しかし、いまだにアナログレコードやフィルムカメラの愛好家がいるように、ただただ自らクラッチペダルを踏んで変速したいというユーザーがいることもまた事実。そこで今回は、とにかく手動で変速したいアナタに、50万円以下で狙える国産MT車をご紹介しよう。
1)スバル・レガシィツーリングワゴン(3台目・BH型)
1998年に登場した3代目となるレガシィ。荷物もたくさん積めるユーティリティの高さが魅力なツーリングワゴンだが、EJ20型の2リッター水平対向ターボエンジンを搭載したモデルはいまだに一線級のパフォーマンスを見せてくれる。もちろん常時四輪駆動で、トラクション性能は抜群だ。
4代目モデルからは等長等爆エキマニが採用されたため、水平対向らしいドロドロとした排気音が楽しめる最後のレガシィということもあり、さまざまなシチュエーションで楽しむことができる1台と言えるだろう。
2)マツダRX-8
現段階では最後のロータリーエンジン搭載車となるRX-8。RX-7とは異なりNAエンジンとなったことで大パワーを求めるユーザーからはやや人気がないモデルとなってしまったが、ロータリーエンジンのモーターのようなフィーリングは健在。
一応4ドアセダンということで、リヤシートも(RX-7に比べれば)使えるものになっている。
総額50万円でも6速MTを搭載したタイプS系を狙うことが可能だが、距離が進んでいる個体が中心となるため、専門店などを中心に程度を見極めて購入したいところだ。