名前は同じスープラだがキャラクターは異なる
先日開催されたデトロイトモーターショーでついにベールを脱いだ新型スープラ。ネット上でも賛否両論飛び交っており、実際に発売されるまでこの状態は続くと思われる。
しかし、その一方で、中古車に目を向けてみると、1993年から2002年まで生産されていたA80型の相場がジワジワと上がりつつあるのである。
もともと80スープラ自体が根強い人気があり、販売終了から時間が経過して程度のよい個体が減ってきているため高値安定の状態が続いていたのだが、新型が間もなく登場するというタイミングで再び上昇の気配を見せている。
その理由として考えられるのは、同じスープラという名前を使っていながらも、キャラクターが大きく異なることが要因の一つではないだろうか。
新型はBMW製となるパワートレインや、従来型よりもよりラグジュアリーな雰囲気を持っており、それが今までのスープラとのイメージと異なるという点もそうだろう。
当然ながら登場した時代が異なるので仕方がないところではあるが、80スープラはそれほど電子制御も介入しない時代に生まれていることから、チューニングやカスタマイズがやりやすく、搭載される2JZ型エンジンはチューニング次第で1000馬力オーバーも夢ではないポテンシャルを秘めている。
また、現時点では新型スープラにマニュアルトランスミッションの設定がないこともあり、3ペダルマニュアルがメインとなる80スープラは、その点でも注目度が高いと言えるだろう。