チューニングは走り屋やクルマヲタクだけの世界じゃない！　燃費向上のための改造とは (2/2ページ)

タイヤは純正品が最善！　リプレイスは同じ銘柄でも中身は別モノ

　そしてタイヤは転がり抵抗の少ないエコタイヤがオススメだが、クルマがエコカーの場合は純正装着にこだわるのもいい。純正装着されているタイヤは、リプレイスと同じ銘柄でも中身が違うことが多い。開発段階でクルマに合わせたコンパウンド選択などがされているからで、まさに専用タイヤ。手に入れるには、ディーラーで交換部品扱いで取り寄せてもらえばいい。

　また回転部分は慣性が働くので、ホイールも軽い方がエネルギーロスを減らせて燃費アップに結びつく。いわゆるバネ下重量が減るからなのだが、ブレーキなどへの負担も減り、消耗が遅くなるといった効果も。またホイールの回転自体も空気抵抗になったりするので、できるだけ表面がフラットなデザインのものを選べばそれだけ燃費にも好影響を与える。

　そもそもタイヤまわりに流れる空気は抵抗になるので、ここを整流するのもいい。カナードタイプやバンパー下に付ける小さなもの（純正ですでに付いているものがあるが）でいいので装着してみるのも手だ。

　ほかにはアンチも多いオカルト系なども燃費に効果を発揮するものは多いが、正攻法で行くとなると、このように地道な方法の積み重ねしかない。ただし、問題は費用対効果。要は費用分がチャラになるほど燃費が上がるかというともちろんそんなことはないわけで、その点はどう考えるかだ。燃費が良くなれば走りも滑らかになったりするので、それも含めてよしとするかだろう。