マイナーながら名車と同じエンジンを搭載したクルマも存在
未だに衰えを感じないSUV人気。そのため、いままで高級車やスポーツカーしか作ってこなかった海外メーカーも続々と新型SUVをリリースしているほどだ。しかし、出せば売れるといった状況のSUVマーケットであるが、すでに販売を終了したSUVモデルの価格も上昇しているかといえばそうでもない。そこで今回は、クルマとしての出来はいいものの不人気が故に手ごろな価格で狙えるSUVをご紹介しよう。
1)ダイハツ・テリオスキッド
軽自動車の本格SUV(クロスカントリー)と言えば、満場一致でスズキ・ジムニーの名前が挙がるところだろうが、一昔前までは三菱のパジェロミニとともに3すくみの関係だったのが、ダイハツ・テリオスキッドだ。
この3車種の中では唯一5ドアハッチバックのボディを持ち、使い勝手に優れるほか、全グレードでターボエンジンを搭載し、縦置きエンジンのFRベースの4WD(2WDも有)ということで、じつは走りのポテンシャルも高いモデルとなっている。
2)三菱エアトレック
日本国内に2005年からアウトランダーが登場するまで、海外市場でアウトランダーの名前で販売されていたのが2001年にデビューしたエアトレックだ。次世代クロスオーバーSUV「スマートオールラウンダー」として登場し、1550mmと立体駐車場に入る全高ながら195mmという最低地上高を持つ(デビュー時の数値)欲張りなモデルだった。
登場から1年後には当時のランサーエボリューションにも搭載された4G63型2リッターターボエンジンを搭載した「ターボR」を追加。2003年には北米モデルに採用されていたフロントマスクを持った「スポーツギア」を追加するなど、テコ入れを行うも人気車種となることは叶わなかった。