ひと目で違いを感じられるオシャレなラテン車もアリ
3)マツダRX-8
続いては、もうちょっとスポーツカーっぽい見た目やメカニズムにこだわりたいという女子にオススメな、マツダRX-8。往年の名車、マツダRX-7の後継モデルだっただけに、低くワイドなスタイリングはどこから見てもバリバリのスポーツカー。
エンジンルームに収まるのは、多くのスポーツカー好き男子をトリコにした、マツダ独自の技術であるロータリーエンジンです。MTとATが用意されていて、パワフルで気持ちのいい走りは病みつきになるほど。
でもじつはドアが観音開きになっていて、ちゃんと後席があります。こちらは大人でもなんとか座れるくらいのスペースで、トランク容量も大きめなのでドライブ旅行でも活躍しますね。
4)アルファロメオ・ミト
さて、国産車が続きましたが、運転でスポーツを楽しむにあたって、感受性の豊かな女子にこそ触れて欲しいのがラテン系の国のクルマたち。とくにイタリア車は、そもそもDNAからしてすでに「スポーツ」が組み込まれているのではと思うくらい、どんな小さなクルマに乗っても走るのが楽しく、夢中にさせてくれる何かがあるんです。
なかでもスポーツモデル初心者の女子にオススメなのは、アルファロメオ・ミト。「ベイビーアルファ」の謳い文句で登場しただけあって、全長約4m、全幅約1.7mで運転しやすいのが嬉しいところ。1.4リッターターボエンジンは街中から高速までちょうどいいパワフルさで、MTもATも選べます。
その走りは、クルマのことがよくわからない女子でも、何かが違うと実感できる硬派なもの。運転しているうちに、身体中に熱い血がたぎってくる感じがアルファロメオです。
それに、シートはしっかりと身体をサポートしてくれる、サイドが張り出した形状で小柄な女子でもヤンチャに走って大丈夫。そして、革製品の歴史や技術に定評のあるイタリアならではの、キャメルレザーのウットリするようなシートなど、小さなクルマでもインテリアはちゃんとエレガントなのが、乗るたびに満足感を与えてくれると思います。
5)ルノー・ルーテシアR.S.
そしてもう1台、ラテン系の国・フランスからやってきたルノー・ルーテシアR.S.も女子にはぜひ乗って欲しいスポーツモデル。ベーシックなルーテシアも、運転しやすくて使い勝手もよくてオススメですが、この「R.S.」はルノー・スポールの略で、かつてはF1グランプリの常勝チームだったルノーのモータースポーツ部門が手がけた、特別なモデルです。
ベースモデルが1.2リッターのところ、1.6リッターエンジンが搭載されたルーテシアR.S.はとってもパワフル。ガッシリとしたコーナリングと相まって、山道を走るのも楽しい上に、高速道路での余裕あるクルージングは快適そのものです。
MTモード付きのATで、「ノーマル」「スポーツ」「レース」と3つの走行モードが選べるので、その日の気分で楽しめるし、たくさん練習してサーキットデビューするぞ、なんて目標を高く持ちたい女子にもピッタリです。他にはない、オレンジ色のシートベルトも、乗るたびに気分をアップしてくれますよ。
というわけで、寒くもなく特別な道具もいらず、好きな時間に好きな場所でできちゃうスポーツ、それが運転です。気に入ったクルマがあれば、家にこもらずあちこち出かけることで、きっと新しい出会いや発見がたくさんあるはず。ご紹介したクルマは中古車での価格も手頃なので、ぜひトライしてみてくださいね。