ドアや窓まわりに使われているゴム部品の劣化で音が出る
運転中に耳障りなのが、風切り音だ。最近は風洞での実測だけでなく、シミュレーション技術も発達したことから、以前に比べればかなり抑えられてはきている。実際、ヒューヒューといった、典型的な風切り音というのは新車であれば出ないはずだ。
ただし、しばらくすると風切り音が出てくることがある。今までなかっただけに非常に気になるが、原因は新車時からの形状の変化にある。ぶつけてボディパネルにすき間があいているとか、アクセサリーをつけたりなど、さまざまだ。もちろん経年によるものもあって、その代表格がゴムのウエザーストリップの劣化だ。
よく見ると、ゴム製のウエザーストリップはドアの開口部やウインドウまわりなどに、さまざまなところに使われている。その昔であれば大ぶりの単純にゴムだったのが、最近はドアやウインドウのスムースな開閉やそれこそ風切り音防止にこだわり、複雑な形状となっているだけに、劣化すると音が出やすいこともある。