ハロゲンランプをLEDに交換する価値は大いにある
というわけで、LEDランプのクルマは、長寿性能を生かして、寿命が尽きるまでLEDランプを活用すればいいと思うが、問題はハロゲンランプのクルマ、あるいはHIDのクルマの場合、LEDにアップデートする価値があるかという点だろう。
ハロゲンランプのクルマなら、もともとが暗いので、LEDに交換する価値は大いにある。ただし、後付けのLEDキットは、配光が難しく、きれいなカットラインが出なくて、車検(保安基準)をクリアできないものもあるので要注意。
きちんと車種ごとに実績のある製品を選ぶことが非常に重要だ。防水性や放熱対策などもメーカーによって差があるので、ハロゲンからLEDへの交換は、ノウハウのあるショップにオーダーすること。
もちろん、明るさにこだわって、ハロゲンからHIDにするのもいいし、ハロゲンの色味が好きなら、ハロゲンのままでも問題ない。HIDのユーザーなら、十分長寿命でメリットもあるので、わざわざLED化する利点は少ないはず。
ただし、かつてハロゲンから社外のHIDキットに交換し、そのHIDの寿命が尽きたときは一考の余地あり。10年以上前のHIDキットだと、バルブ等の補修部品がもう出ないケースがあり、そうなるとキットごと買い替える必要がある。その場合、HIDキット一式とLEDキット一式では、LEDの方が安価な場合も多いので、LED化したほうが経済的。
新車時からメーカー純正のHIDなら、補修パーツがなくなる心配は当面ないので、そのままHIDを使い続けるのがベストだろう。