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新人編集者が富士スピードウェイで300馬力を全開! 2Lターボ4WDだらけのドライビングレッスンに挑む (1/3ページ)

新人編集者が富士スピードウェイで300馬力を全開! 2Lターボ4WDだらけのドライビングレッスンに挑む

参加車両はランエボ&WRXを中心に2リッターターボ4WDのみ

 入社して10カ月、本格的に編集の仕事をし始めて3カ月弱というドがつくほどの新人の私。WEB CARTOPに入るまではスバル好きが高じて、スバルのショールームレディを務めていた。そのころはお客さまから、MTのスポーツモデルに乗っているというだけで「凄いね、本当にクルマが好きなんだね!」と褒めてもらったものだった。

 しかしここに来てからは仕事でガンガンクルマに乗るうえ、まわりは運転の上手いひとばかり。「目線が近い! もっと遠くを見る!」、「ブレーキングのタイミングが遅い! ペダルワークはもっと滑らかに!」などと先輩、上司から指導されては自分の運転スキルのなさに肩を落とす日々だ。

 そんな私が運転の上手い同僚たちを見返すべく、数あるドライビングレッスンのなかから参加を決めたのは、2018年12月21日に富士スピードウェイで開催された「2リッターターボ4WDドライビングレッスン」。じつは私の愛車は2008年式インプレッサWRX STIであり、名前を見る限りピッタリのレッスンではないか……と思える。

 インストラクターを務めるのは自動車ジャーナリストでWEB CARTOPでも活躍中の中谷明彦さんと、ニュルブルクリンク24時間レースで 2011、2012年とクラス2連覇を果たした吉田寿博さんだ。過去にはスーパー耐久シリーズでそれぞれランエボとインプレッサに乗り、激しいバトルを繰り広げていただけあって、2リッターターボ4WDの特性を知り尽くした2人である。

 このレッスンがスタートした当初は三菱ランサーエボリューションとスバル・インプレッサWRXのみを対象としていたが、ダウンサイジングターボの登場によって、2リッターターボ4WDの輸入車が増えてきたために、車種の限定をなくしたとのこと。いまはバラエティにとんだ車種が参加している。

 早朝の富士スピードウェイに到着するとランエボ&WRX を中心とした2リッターターボ4WD車がズラリ。走行に向け皆生き生きとした表情で準備を進めていた。

 参加者が揃うとまずは講習会が行われた。コースやライン取り、ドライビングポジションなどの説明のほか、今回初の試みだという慣性ドリフトのレクチャーを実施。

 始めに中谷さんがランサーエボリューション5で100Rのコーナーを曲がっていく映像が流れる。ドリフトしながら姿勢を変えることなく美しくラインをトレースする様子に皆圧倒されていた。

 コーナー進入時にノーズを内側に向けてからはほとんどハンドルを切ったりカウンターを当てたりすることなく、アクセルコントロールのみで慣性力を使って曲がっていくのが慣性ドリフトだ。

「4WDは全輪に駆動力がかかるため、アクセルを踏むことによるタイヤのグリップコントロールがしやすい」など、4WDの特性の話を交えながらゼロカウンター、慣性ドリフトの解説がされた。サーキットにも街乗りにも活かせる知識が得られ、とても身になる内容だった。

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