次回の開催は2019年3月15日に決定!
続いてはいよいよ富士スピードウェイ本コースでの走行だ。まずは中谷さん、吉田さんの運転に同乗し、コースやラインを確認。
車両はメルセデス・ベンツCLA A45 AMG、フォルクスワーゲン・アルテオン・Rライン、アルファロメオ・ジュリアQ4 VELOCE、スバルWRX STIの4台が用意されており、このなかから好きな車種1台に乗ることができた。
自分の所有するクルマのライバル車を選ぶひともいれば、乗ったことのない車種を選ぶひとなど、皆それぞれの思いで車種を選択。普段なかなか乗る機会のないモデルに触れられるところも、このレッスンの魅力だ。
私はといえば、オシャレな感じのするアルファロメオ・ジュリアQ4 VELOCEに乗ってみようか、はたまたこのなかで1番ハイパワーなCLA A45 AMGが良いかという考えが頭をよぎりながらも、気がつけばWRX STI乗車希望者の列へと足を運んでいた……。もはや身体に流れるスバリストの血には抗えないことを悟った。
続いて中谷さん、吉田さんの先導で、参加者が連なって走る慣熟走行。スラローム同様、このような流れでしっかりコースを確認したのち、本走行に移る。
本コースの走行は20分×3本。走行が1本終わるごとにタイムの確認、中谷さん、吉田さんから全体へフィードバック、また個人的に自由に質問する時間が設けられる。
1本目の走行は富士を初めて愛車で走ることと、ホームストレートで初めてリミッターに当たるまで回すという体験に興奮が止まらなかった。だがラインについては上手くいかず。
走行後ラインを習得すべく、間違えていたクリッピングポイントや、もっとコース幅を広く使うべき場所などについてレクチャーを受けた。
講師の中谷さん、吉田さんは参加者の走行の様子をモニターで確認してくれているため、「2周目の1コーナーのラインは良かったよ! プリウスコーナーはもっと内側を走って」などと教えてもらえるためとてもわかりやすく、ためになる。
2回目の走行では指導を受けたことにより、ラインがわかってきた。次に課題だと感じたのはコーナー手前でのシフトダウンやブレーキングのタイミングが合わず、姿勢が乱れて上手く曲がれないことだ。
これについても中谷さんからアドバイスを受ける。「乾ちゃんのレベルとクルマだったらこのあたりでブレーキを踏めば大丈夫! あとハンドルを切っている時は一番走行抵抗が大きくて馬力をかけてもクルマに力が伝わらないから、ハンドルを戻して内輪差を小さくしながら徐々にアクセルを踏んで立ち上がっていって」などと運転レベルやクルマに合わせた指導をしてくれるためとても心強い。
ラストとなる3本目の走行はこの日教わったことをすべて思い出しながら挑む。初めよりも明らかに4WDのクルマの動きを理解しながら操作できていることに気づいた。1回目の走行では2分29秒だったが、回を追うごとにタイムも縮んでいき、最終的な自己ベストは2分21秒となった。
このような流れで無事に事故もなくドライビングレッスンが終了した。参加する前はなんとなく、このレッスンの参加者はハイレベルな人ばかりで、講習の内容も難しく私のような初心者はついていけないのではないかという不安を抱いていた。
しかしそのような心配は無用! このレッスンは実際にお手本をみてから実践、さらにいつでも質問できるという環境が整っており、それぞれのレベルにあわせたクルマの特性の理解やドライビングスキルの習得が可能だったのだ。
また今回女性の参加は私のみだったが、不慣れでも手厚く教えてもらえるうえ、講師の中谷さんと吉田さんは優しくフレンドリー。ドランビングレッスン全体も和気あいあいとした雰囲気なので、女性ひとりでの参加などもまったく問題ナシ!
そして2リッターターボ4WDオーナーに朗報。次回の開催が2019年3月15日(金)に決定した! 初心者にも、もっとドライビングスキルを磨きたいといった上級者にも、この2リッターターボ4WDというカテゴリーに的をしぼったレッスンは有効だろう。
参考までに今回の参加費用は、富士スピードウェイでスポーツ走行をする為に必要な”FISCOライセンス”を持っている人が23,000円、持っていない人が29,700円。さらに49,400円でドライビングレッスンに参加しながらこのFISCOライセンスを取得することが可能。FISCOライセンス取得料金は通常42,700円であるため、参加料とFISCOライセンス取得をセットしたこのプランはかなりお得といえるだろう。
※次回の参加費用や条件は未定。今回とは変更となる可能性有り
次回の詳細は決まり次第、富士スピードウェイのイベント情報にアップされるので要チェック。またこちらWEB CARTOPでもお知らせしていきたい。
http://www.fsw.tv/