クルマの装備はめまぐるしく変化している
自動車の進歩は目覚ましく、一昔前までは高級車の装備だったのものが今では軽自動車にも標準でついているというものも少なくない。たとえばエアコンやパワーステアリング、パワーウインドウなどは高級車や上級グレードの車種にのみ装備されていたものだったが、今となっては軽トラックですら標準で備わっているほど一般化した装備と言えるだろう。
しかし、その一方で昔はほとんどのクルマに標準装備だったのに、今ではオプション装備となってしまったアイテムも存在している。今回はそんな時代の流れのあおりを食った装備をご紹介したい。
1)灰皿&シガーライター
一時期は8割以上と高い数値をマークしていた成人男性の喫煙率も昨年では3割弱と年々減少しており、その結果クルマに備わる灰皿も標準装備からオプション品へと変貌を遂げている。昔はセンターコンソールの一等地にあった灰皿だが、近年ではそのスペースすら存在せず、オプション品の灰皿もカップホルダーにおけるタイプのものが主流となっている。
また、喫煙率が減少したことで、たばこに火をつけるシガーライターも標準装備ではなくなり、代わりに電源ソケットとしてスマホなどの充電用として活用されている。そのため、シガーライターが必要なユーザーはこの電源ソケットをシガーライターに変更しなければならないのだ。