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いまや20インチも当たり前! 自動車メーカーが進める大径偏平タイヤ化のメリットとは (2/2ページ)

いまや20インチも当たり前! 自動車メーカーが進める大径偏平タイヤ化のメリットとは

見た目はもちろん運動性能の面でメリットは大きい

 最近は純正装着でも17インチ、さらには19インチも当たり前。扁平も45や35なんていうのも珍しくない。軽自動車でも15インチを装着しているモデルは多い。つまりホイールは大きくて、タイヤは薄いが主流ということになる。

 大昔はスポーツカーでも14インチで、80扁平というのが普通だったし、純正の場合、インチ数も扁平も運輸省(現在の国土交通省)の認可が必要だった。しみじみ、いい時代になったものである。

 今一度、大径低扁平のメリットを整理して見ると、まずはなんといっても見た目のよさであり、これは商品力につながるもの。見慣れてしまったというのはあるが、あらためて14インチの70タイヤというのを見たりするとどこかもっさい感じがする。

 そして見た目以外では、まず走行安定性の向上がある。タイヤが低扁平になれば、それだけタイヤ自体のよじれが少なくなり、安定性が増す。ハンドリングもよじれの分、シャープになる。

 また低扁平のタイヤは、ほとんどがワイドトレッドになるので、グリップ力自体も増す。自動車メーカーが採用を進めるのはこれらの点があるからだろう。

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