普通車に負けない安全装備を装着した軽自動車も多い
消費税10%へのアップがほぼ確実となった今、それまでに家族のクルマを手に入れたいな〜、って考えている皆さんも多いのではないでしょうか? 購入費用だけでなく、買ってからの維持費をなるべく抑えたい場合や、自宅の駐車スペースや周辺の道が狭いといった事情などで、「やっぱり狙うは軽自動車!」という声をよく聞きます。
今や軽自動車は、乗車定員は4人になるものの、広さも装備も立派にファミリーのファーストカーとして通用する出来ばえ。セダンタイプからクロスオーバーSUV、ハイトワゴンやスーパーハイトワゴンまでボディタイプも豊富なので、目移りしそうなくらい選び甲斐がありますよね。
ただ一つ、安全性が不安だなぁ、という人もいるかもしれません。確かにひと昔前の軽自動車は、普通車に比べると先進の安全装備は手薄でしたね。でも最新の軽自動車はそんなことはないんです。しっかりチェックして選べば、普通車とほぼ同等の安全装備がついてきます。いくら予算を抑えたいとはいっても、大切な家族を乗せるクルマだからこそ、安全装備だけはケチらずに盛ってほしいと思います。
そこで今回は、予算200万円以下で選べる、安全装備がスゴイ軽自動車を厳選してご紹介しますね。
1)ホンダN-BOX
まず、現時点で軽自動車のトップレベルの安全装備を誇るのが、ホンダN-BOX。ミリ波レーダーと単眼カメラで車両周辺の様々な危険要因を検知して、安全運転をサポートする8つの機能がベースグレードから標準装備です。
とくに素晴らしいのが、全車速対応ではないですが、前走車に追従して走ることができる「ACC(アダプティブ・クルーズコントロール)」が搭載されていること。現時点でACCが搭載されているのは、軽自動車ではこのホンダN-BOXと商用軽バンのホンダN-VANだけです。
また、車線からはみ出さないようにステアリング操作を支援してくれる「LKAS(車線維持支援システム)」や、歩行者と衝突しそうだと予測した場合にステアリング操作で回避を支援(約10〜40km/hで走行中)してくれる「歩行者事故低減ステアリング」など、まだ他の軽自動車にはなかなか搭載されていない先進安全技術も装備されているので、安心感は絶大。とくに、高速道路を頻繁に使って出かけるよ、というファミリーにはイチオシの内容となっています。
2)三菱ekスペース
お次は、そこまで高速道路は使わないという人や、運転がちょっと苦手だなぁという人にオススメなのが、日常のうっかりミスをしっかりサポートしてくれる機能が充実した、三菱ekスペース。
もちろん「衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)」や、ペダルの踏み間違いによる事故を防止する「踏み間違い衝突防止アシスト」は全車標準装備。その上で、三菱ならではの「ETACS」という装備は、ライトの消し忘れやドアミラーの自動展開・格納など、クルマが状況を判断して運転をサポートしてくれる、毎日の運転で「助かった〜」と思えるものが充実しているんです。
走行スピードに応じて、ワイパーを適切な間隔で動かしてくれる「フロント可変間欠ワイパー(車速感応タイプ)」といった、雨の日など運転環境が悪い時のストレスも減らしてくれるので、気持ちの上でもリラックスできて安全運転に集中できそうですよね。