ラリー車を彷彿とさせるスバルブルー×ゴールドを10年ぶりに再現
そしてスバルファン垂涎のモデルが、「WRX STI Rally CONCEPT」だ。これは現行WRX STI Type Sをラリー仕様にしたもので、WRブルーのボディカラーとゴールドのBBSホイールがWRC参戦車両を彷彿とさせる。
じつはこのブルーとゴールドの組み合わせは3代目インプレッサWRX STI以来の10年ぶりの復活。スバルブルーを強調すべきとの意見があり、以降ゴールドのホイールの採用はやめていたのだとか。今回過去のレースでの栄光をこれからも大切にすべきとなり、再現された。
この車両にはエアロパーツをはじめとするSTI純正パーツがふんだんに装着されるほか、ゴールドのホイールを強調すべくシルバーのキャリパーを採用。リヤバンパーのダクトはS208と同様のものだ。ちなみにホイールもS207、S208に採用されたものをゴールドに塗装したものなんだとか。
内装はツヤを抑えた防眩効果のあるインパネや、ステアリングにウルトラスエードを採用。さらにシートはレカロ製となっている。
こちらも市販化の予定は未定だそうだが、装着されているものはSTI純正のパーツが多く、それ以外でもS207やS208のものを使っていることを考えると、量産も不可能ではないように思える。今後、限定車などでの登場に期待を抱かずにはいられない。
この他ブースには、レヴォークのパーツ装着車である「LEVORG STI Performance」、レースで活躍してきた「SUBARU BRZ GT 300」、「SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2018 SP3Tクラス優勝車」、「SUBARU WRX STI全日本ラリー選手権2018年 JN6 シリーズ 優勝車」、「GAZOO Racing 86/BRZレース 2018 プロフェッショナルシリーズ 参戦車」を展示。
そして展示車以外に紹介したいのが、STIパーツ展示コーナー。STIの純正パーツが多く展示されてあり、驚くべきは実際にパーツに触れられること。
とくに注目なのがドライカーボンパーツの「ルーフエンドスポイラー」と「ドライカーボントランクリップスポイラー」だ。これらは手にとって持ち上げることが可能。実際に持ってみると見た目からは想像できないぐらい軽いのだ。軽量であるのみならず、ドライカーボンパーツというとUVに弱く数年で劣化してしまうものも多いが、これらSTI製のものはUVカットが施されているとのことで品質の保持を可能としている。
訪れた際は是非STIパーツに触れ、その技術を体感してみてほしい。