サーキット仕様の無限シビック・タイプRは夏頃市販予定!
2019年1月11日から13日にかけて行われる東京オートサロン2019。ホンダブースはステージ上にホンダが行うモータースポーツ活動のレーシングカーを並べ、レーシーなイメージでブースを展開している。
2018シーズン、スーパーGT・GT500クラスでタイトルを獲得したゼッケン100・TEAM KUNIMITSUのNSXを始め、トロ・ロッソホンダのF1マシン、モトGPでタイトルを獲得したゼッケン93のモトGPマシンなどが並ぶ。
また、ホンダの軽商用車N-VANをトラスポーターに見立て、その前に2018年シーズン、スーパーフォーミュラでドライバーチャンピオンを獲得したカーナンバー16のマシンを並べ、ピットのイメージを作り上げている。
注目の市販車だが、まず注目は無限だ。シビック・タイプRをベースにしたMUGEN RC20GT Package Pre Production MODELは、サーキット走行を狙って開発をしたモデル。
まるでレーシングカーのようなエクステリアは、エアロボンネット、フロントグリル、カナード、リアウイングなどすべてドライカーボン製。チタン製のハイパフォーマンスエキゾーストシステム、エンジンバランス取り、1WAYのL.S.D、ブレンボ社製の6ポットキャリパー、ZF社製のダンパーなど、あらゆるところに手が入る。
これだけの仕様で、あくまでサーキット走行を視野に入れたモデルでありながら公道走行も可能という点にも注目だ。もちろん単なるコンセプトではなく、夏頃を目処に市販化の予定だというから楽しみにしてほしい。ただし、価格はまったく未定ながら、もう1台タイプRが買えるぐらい……となりそうだ。
MUGEN RC20GT Package Pre Production MODELは全パーツ・パッケージでの販売となるが、もう少しライトにこの雰囲気を楽しみたいという人に向けて、パーツごとの販売も考えられているという。そのパーツが装着されたモデルも展示されている。それがMUGEN CIVIC TYPE R Prototypeで、ドライカーボンをFRP化するなど、デザインはそのままに手頃な価格でパーツが購入できる模様。多くのシビック・タイプRオーナーにとってはこちらのほうが現実的かもしれないので現地でチェックしてほしい。