丁寧に扱いすぎるあまりエンジンを高回転まで回さないのはNG!
3)暖機をする
慣らし同様、昔のようにずっとかけっぱなしでなくてもいい。エンジンをかけたらひと呼吸置いて、エンジン全体にオイルが回ったところで、ゆっくりと発進。水温計が動き出したり、水温の警告灯が消えたら完了だ。暖機を励行していると、異素材の膨張速度の違いにも配慮でき、結果的にオイル漏れの発生も少ないように思える。つまり、暖機をすれば正規の合わせ目が保持でき、パッキンなどへのストレスが抑えられるというのが理由だ。
4)高回転まで回す
無理矢理することはないが、時折、高回転まで回してやる。可能なら、高速道路などで一定時間維持できるといい。本来エンジンは高回転のほうが効率がよく、カーボンなどの発生を防げるだけでなく、すでに付いたものも飛ばすことができる。実際、高速道路を中心に使われていたエンジンを開けると、10万km以上でもかなりきれいだったりするし、回していないエンジンは低走行距離でも調子がよくないことがある。
5)無駄なアイドリングはしない
エコの観点でも当然だが、長持ちの点でも避けたい。要は高回転まで回すということの逆なのだが、アイドリングだと油温も上がらず、メカ的にもいいことはない。止まってばかりの渋滞はクルマに悪いというのはわかっているハズなのに、わざわざ同じ状況にしてはダメだ。