ドライバーの疲労の軽減にもっとも貢献するのがシート性能
年々進化するクルマの装備。運転支援系のデバイスや、コネクティッド機能を備えたITカーナビなどに注目が集まるが、ドライバーの身を預けるシートの高機能化や高性能化も著しい。
操縦性や運転支援システムがいかに進歩しても、ドライバーの疲労を低減する効果がもっとも大きいのは今もシートなので、各社ともシート開発にかける入魂度合いは高いものがある。
最近は国産の大衆車クラスもシートのできがずいぶん良くなり、掛け心地やホールド性に優れたものが増えた。高級車クラスでは、ベンチレーション機能やマッサージ機能を備えるシートが当たり前になっている。
なかでも注目すべきはボルボの最新モデル。V90とV60の中級グレード以上に備わるフロントシート(助手席も含む)はまさに至れり尽くせりの極みであり、とくにマッサージ機能が素晴らしく特筆に値するので、ここで紹介したい。