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ガス欠注意! 想像以上に燃料タンクが小さい国産車5選 (2/2ページ)

ガス欠注意! 想像以上に燃料タンクが小さい国産車5選

カタログ燃費のため大型バイク並みの容量しかないモデルも存在!

 クルマの航続距離(燃料ワンタンクで走れる距離、おおよそ燃費×燃料タンクの容量)はクルマのジャンルによる違いもあるが、最低で400km、たいてい500kmが想定される。最近のクルマは燃費が良くなっているのもありワンタンクで400kmから500kmは走れるものだが、車格も加味すると「こんなに燃料タンクが小さいの?」というクルマもある。そこで当記事では該当するクルマに乗った際に注意する意味も含めて、「思ったより燃料タンクが小さいクルマ」を紹介する。

1)三菱ランサーエボリューション7:48リッター

  

 WRX STIと双璧をなすスポーツ4WDだったランサーエボリューション。最終モデルとなったエボ10でも燃料タンクは55リッターと小さかったのだが、2001年登場のエボ7の燃料タンクは48リッターしかなかった。ランエボの燃費は良くてリッター10kmくらいなので、普通に乗って400kmで「そろそろ給油」というのは車格を考えると、航続距離が短いと言わざるを得ない。

 そのため次のエボ8から55リッターに燃料タンクが拡大された。なおWRX STIはインプレッサ時代から競技ベースのスペックC以外は60リッターが確保されており、航続距離で不安を感じることは少ない。

2)スズキ・アルトエコ:20リッター

 エコノミー(価格の安さ)とエコロジー(主に燃費の良さ)に秀でた先代ミライースに「返す刀」とばかりに続き、2011年に先代アルトに設定されたアルトエコ。なんと燃料タンクが20リッターと、タンクの大きい部類の大型バイク並みの容量しかなかった。これはカタログに載るJC08モード燃費を向上するべく、燃費を計測する際の負荷のランクを下げたことによるもの。

 実用燃費がいいクルマとはいえ、通勤などにも使われるのを考えると350kmも走ったところで「そろそろ給油かな」と感じてしまうのは実用性よりもスペック重視だったと思わざるを得ない。

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