装着できないモデルもあるので注意
2018年11月、全国20区間で気象庁が警報を出すレベルの大雪の際、スタッドレスタイヤの装着車を含む、すべてのクルマにタイヤチェーンの装着を義務づける方針を国土交通省が発表した。
そのため、今シーズン新たにタイヤチェーンを購入した人も多いだろうが、問題はそのチェーンをどこに装着するかということ。チェーンは、駆動輪に装着するのが基本なので、FFなら前輪、FRは後輪で決まり。
問題は4WD。じつは4WDはクルマによって装着する位置がけっこう違う。たとえば、スバルのインプレッサやフォレスターなどの取扱説明書には、「タイヤチェーンは、前輪に装着してください。後輪にはタイヤチェーンを装着しないでください」と明確に書かれている。
一方で、アテーサE-TSというトルクスプリット4WDを採用しているスカイラインGT-Rの取扱説明書には、「タイヤチェーンは必ず後輪に装着し前輪には装着しないでください」と書かれている。
クロカン四駆の代表、スズキジムニーの場合、「タイヤチェーンは後輪に装着:このクルマは後輪が駆動輪ベースの4WDです。前輪には装着しないでください」と。