逆に閉じたままになるとオーバーヒートで大トラブルに
なおサーモスタットが開いたままというトラブルに比べれば少ないようだが、逆にサーモスタットが閉じたままというトラブルが起きると、当然ながらラジエーターに冷却水が回らずオーバーヒートとなり、気づくのが遅いと深刻な症状となることもある。
サーモスタットが破損した場合は当然ながら部品交換となる。筆者は最近買った日本車では最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した18年落ちのトヨタセンチュリーというクルマのサーモスタットが開いたままとなり交換したのだが、費用はトヨタディーラーで部品代2800円、工賃が6800円、合計1万円弱とそれほど高くなかった。このことを思うと、年式の古いクルマに乗っている人であれば整備に出した時にでも、ついでというか予防整備のつもりでサーモスタットを交換するのもいいかもしれない。