デキの悪さが楽しい!? 知られざる旧車の魅力をオーナーが激白 (2/2ページ)

運転しにくいのも旧車の魅力

 まぁ、ここまではよく言われることだが、ここからはオーナー自らの主観的な旧車の魅力を紹介しよう。まずは壊れたり、よく調子を崩すのも魅力だ。プロに頼むにしても簡単なケアはできたり、してあげたほうがいいのが旧車だけに、いろいろと面倒を見てやっているうちに愛着がわく。問題がなくても日によって調子は違うし、冬場ともなれば始動にひと苦労というのも、同じく愛着につながる。

 そしてあえていうのが「運転しにくい」のも魅力だ。誤解を恐れずに言えば危ないこともあるのだが、ミッションが入りにくい、曲がらない、止まらない。ステアリングは重たくて、すえ切りなんて腕がパンパン。さらにはうるさいし、初期のFFは雨のコーナーでアクセル踏むとステアリングが暴れるだけでなく、横に飛んだりした。またFRも雨だとお尻が流れて怖かったり。

 でも、これらを乗りこなせるようになるのが旧車に乗る醍醐味だ。このあたりは今のクルマにはないのは確かだし、この点を魅力と感じないと旧車には乗れないかも。この微妙なところ、今のクルマを面白くするヒントが隠されている気もするのだが。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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