長年クルマに乗っている人でも知らない人は多い
最近クルマはどんどんと装備が増えているのはけっこうなことだが、すべてをキチンと使いこなせているかというと疑問だったりする。使わなくても、いざというときに使い方がわかっていればいいのだが、よくわからないものもある。今回は5つを紹介しよう。
その1)パーキングランプ
輸入車には今でも付いていることがあるし、スバル車も少し前までは付いていたのが、パーキングランプ。ライトが光っているアイコンのなかにPの文字があるのがそれなのだが、使い方は路駐しているときに点けて、存在をアピールするためのもの。ハザードとは、危険時に使うものという棲み分けができているのだが、結局日本ではハザードをみんな使うのと、パーキングランプを点けて止めてもただの消し忘れにしか見られないので浸透していない。
その2)ヘッドライトウォッシャー
ヘッドランプの前にフタがあるクルマがけっこうある。付いていても一度も使ったことがない人は多いだろうし、そもそもなにに使うのかわからないのではないだろうか。これは最近のHIDやLEDのヘッドランプはバルブ自体が熱を持ちにくいので、雪がレンズに付いたときに解けくにい。それを解かすためについているのだ。
その3)アシストグリップのポッチ
天井の横に付いているアシストグリップは、体が振られそうなときに握って安定させるものだが、よく見るとポッチが出ている。後席用に多いのだが、これはなにかというと、上着などをハンガーで吊るすことがあると思うのだが、それが動かないようにするため。
その4)ルームミラーの下にあるレバー
知っている方も多いけど、知らない人はそんなものが付いているなんて夢にも思わないのが、こちら。防眩用のもので、倒すと視界が薄くなってまぶしくなくなるというもの。仕組みはガラスが2重になっている。
その5)ボルボのフロントガラスに付いている透明なクリップみたいなもの
ボルボといえばこれというほどお馴染みなのが、運転席前のガラスに付いているクリップみたいなもの。高速道路が現金精算だった頃は領収書を挟んでいる人もいたが、実際は正しい使い方ではなかった気もする。と、かなりモヤモヤな装備なのだが、これは本来はパスポートを挟んでおいて国境の検問所で見せるためのもの。陸続きのヨーロッパらしい装備だ。