迷惑なだけじゃなく危険な行為も多数!
5)長い下り坂でずっとブレーキを踏み続ける
箱根などの山道に行くと、長い下り坂でずっとブレーキをかけ続けて走っている人をときどき見かける。とくにレンタカーの人が多いのだが、ずっとブレーキを踏み続けていると、ブレーキローターに熱が溜まり、ブレーキが利かなくなる=フェード現象を起こす危険があるので注意してほしい。AT車でも積極的にギヤを落として、エンジンブレーキをしっかり使わないと危ない。
6)ライトの点灯が遅い
道路交通法でも、夜間=日没時から日出時まではヘッドライトを点灯することが義務づけられているが、かなり暗くなっても無灯火の人は意外に多い。誤解している人も多いようだが、スモールランプは道交法上、無灯火と同じ扱いになる。
交通事故が一番多い時間帯は、夕方の16時〜18時。意識調査でも、運転中にひやっとした経験がある時間帯について、6割の人が16時〜19時と答えているので、被視認性を高めるためにも、日の入り30分前のヘッドライト早期点灯は非常に有効だ(ちなみに2018年の冬至=12月22日の東京の日の入り時刻は16時32分)。なお、無灯火走行のペナルティは違反点数1点、反則金6000円だ。
7)ガス欠
ガス欠なんて、初歩的なミス……と思うかもしれないが、JAFの年末年始のロードサービス救援依頼内容のうち、13.4%が燃料切れ(高速道路)で、タイヤのパンクなどに続き、二番目に多いトラブル。なお、高速道路でのガス欠による停車は、違反点数2点、反則金9000円のペナルティとなる。
また上記のとおり、タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足も非常に多いトラブル。長距離ドライブに出かける前には、必ずタイヤの空気圧をチャックして、残り溝の深さや、異物が刺さっていないかなどをしっかり確認しておこう。
8)だらしない姿勢
だらしない姿勢や、自宅のソファでくつろいでいるような姿勢で運転するのも問題。運転姿勢が悪いとクルマからのインフォメーションも掴みづらくなり、なによりとっさのときに動作が遅れる。また走行中のクルマは絶えず上下に揺れているので、背中が曲がっていたりすると、知らず知らずのうちに、振動で腰や背中にダメージが!
疲れたな、と思ったときは、クルマを止めて車外に出て、少し身体を伸ばしたりすることが重要だ。