愛犬の快適ドライブを実現! 究極の後席用ベッドが誕生 (1/3ページ)

モータージャーナリスト兼ドッグライフプロデューサーの力作!

 最近は愛犬とドライブする愛犬家が急増しています。犬が家族の一員として暮らし、高速道路のSA/PAにはドッグランや犬と散歩しやすい緑地、ペット用ごみ箱が設けられているところがあり、また伊豆、那須、軽井沢、箱根などの人気観光地にペットと入れるカフェ、レストラン、愛犬同伴型リゾートホテルが続々とオープンしているため、愛犬とドライブ旅行に出掛けやすくなったのがその要因。

 しかし、高速道路のSA/PAで見かける、愛犬とドライブ中の車内をのぞいてみると、犬が危険な助手席に乗っていたり、後席などになんの車内用ペットアイテムを敷かずに乗せているケースが目立ちます。犬を助手席に乗せてはいけないのは安全運転の妨げになるため当然としても、後席だからそのまま座らせる……では車内が汚れ、動物臭の原因になるだけでなく、ドアを開けたときに愛犬が車外に飛び出す危険さえあるのです。高速道路のSA/PAで、クルマの往来がはげしい路上に愛犬が飛び出す……愛犬家としては、考えただけでも恐ろしくなりますよね。

 そこでぜひとも利用したいのが、後席に設置する愛犬用のペットシートマットなどですが、これまで国内外のあらゆるアイテムをテストしてきた結果、ラブラドールレトリーバーとジャックラッセルと暮らし、2頭を毎日のようにクルマに乗せ、月に1~2度はロングドライブに出掛けているボクにとって、理想的なものはなかったのです。

 例えば、形状・機能は完ぺきでも、生地に抜け毛がからみやすく清掃性に問題があり、においが付着すると洗濯しても取れない、あるいは表面は抜け毛がからみにくい素材でも、気付くと抜け毛がびっしり付着している裏面の素材は配慮が足りず、抜け毛がからみやすく、それを放置しておくことで、車内の動物臭の原因になってしまったりするのです。

 また、よくある後席用のハンモック状のペットシートマットでも、前部にメッシュ状の窓がないと、前席の飼い主と後席に乗っている愛犬がアイコンタクトできず、愛犬の体調不良に気づきにくく、さらにエアコンの風が届きにくいという問題が発生。犬は足の裏でしか発汗できない、暑さ、湿気に弱い動物であり、車内での熱中症発症は死に至る可能性があるのです。ハンモック状ではドア内張りのヨダレなどによる汚れや、つめで引っかくようなキズが防げず、ドアを開けたときの飛び出しも心配です。

 そこで、モータージャーナリスト、ドッグライフプロデューサーという仕事の経験を生かし、「だったら自分でプロデュース」すればいいと、現時点でこれ以上望めないデザイン、機能、清掃性を盛り込み、同種のアイテムのウイークポイントを解消し、およそ2年をかけて企画、開発したのが、2018年11月に全国のフォルクスワーゲンの正規ディラーから発売されたばかりの究極の愛犬のための後席用ベッド「フラットベッドエクスクルーシブ」です。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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