200万円以下なら軽自動車も外せない
4)スズキ・スペ—シア
それから、購入後の維持費を考えたら軽自動車がいいなぁ、という人にオススメしたいのは、スズキ・スペーシア。両側スライドドアのスーパーハイトワゴンです。このクラスではホンダ・N-BOXがひとり勝ちしている状況で、もちろんN-BOXだって家族にぴったりなクルマなのですが、スペーシアの魅力はまさにコスパの高さ。スライドドアのクルマを買うからには、絶対に電動開閉機能のパワースライドドアが付いてた方がいいんですが、それをN-BOXで選ぶと160万円台後半になっちゃいます。
でもスペーシアなら140万円台でOK。また、軽自動車だと後席にはエアコン吹き出し口がないのが普通なので、猛暑の日など後席までなかなか温度が下がらないのが悩みなんです。でもスペーシアには、エアコンの風を素早く後席に届けて快適な温度にしてくれる、リヤサーキュレーターが装備されているので、家族に嬉しいんですよ。
5)ホンダ・フィット
さ、お次はベーシックなコンパクトカー代表として、ホンダ・フィット。室内の広さ、シートアレンジの豊富さ、荷物の積みやすさ、といった弱点のないユーティリティに加えて、2017年のビッグマイナーチェンジでボディの剛性感や加速フィールの滑らかさ、上質感なども劇的に進化。家族で乗るなら、1.5リッターエンジンを搭載して長距離ドライブも快適な15XL HondaSENSINGがオススメです。
6)スズキ・ジムニーシエラ
そして最後は、人気のSUVで、海へ山へとアクティブに出かけたい家族にぴったりな、スズキ・ジムニーシエラです。軽自動車のジムニーだと、やっぱりちょっと家族で乗るには非力さを感じる場面があったり、舗装路での乗り心地も快適とはいえないので、新開発の1.5リッターエンジン搭載で、高速走行での快適性もアップしたシエラを推します。
3ドアなので乗り降りはちょっと手間どりますが、乗り込んでしまえば後席も十分にスペースがありますよ。世界にも誇れる悪路走破性が手に入ることを考えたら、シエラも本当にコスパ優秀だと思います。
ということで、200万円以下から買えるクルマでも、あらためて見てみるとワクワクするものですね。ちなみに輸入車では、さすがに200万円以下でオススメできるファミリーカーは見つかりませんでしたが、あと10万円ほど予算を上げると、輸入車でもVWポロなどが射程圏内に入ってきたり、もっと面白い選択肢が出てきます。ぜひいろいろ検討して、ベストなクルマと出会ってくださいね。