不具合を放置すると車両の挙動が乱れるなど危険な状態も
3)ふわふわする
これはお馴染みのショックアブソーバーの抜け。最近のは性能がよくなり、昔のようにいきなり抜けたり、抜けると派手にふわふわしないので気がつきにくいが、段差を乗り越えたときにふわつきが一度で収まらない。また、コーナーで姿勢が安定しないなどの症状は危険信号だ。ちなみに昔よく見かけたフェンダーを押して加減で判断するというのは迷信なのであしからず。
4)乗り心地が悪化
ブッシュやマウントがダメになりショックを吸収できていないことが考えられる。また雪国では路面に撒かれる融雪剤によってショックアブソーバーが腐食して固着していることもあるので注意が必要だ。事前に潤滑油などを塗っておくといい。
ブッシュの劣化やアブソーバーの消耗など、いずれの理由にしても悪化したものを放置しておくと、コーナリング中に姿勢が乱れたり、ブレーキをかけると挙動がおかしくなるなど、危険な状態になることもある。またガタがひどくて部品が損傷してリペアに大きな手間と費用がかかることも。なんかおかしいなと思ったらすぐに点検してもらうのが、被害を拡大させない方法だ。