ACCはトヨタでも日産でもないあのメーカーが初!
クルーズコントロール
アクセルを踏まなくても一定の速度で走ってくれるのがクルーズコントロール。じつはクルーズコントロールの歴史は古く、海外では1950年代にすでにアメリカで実用化されており、日本でも1964年に登場したクラウンエイト(センチュリーの先祖)に設定されていたのである。
それでは、最近のモデルに装着されている前走車との距離を保ちながら走ってくれる「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」を日本で初めて装着した車種となると、なんとトヨタでも日産でもスバルでもなく、三菱のディアマンテだったのだ。1995年に登場した2代目モデルに設定されており、フロントバンパーに組み込まれたレーダーとミラーに組み込まれたカメラで前走車を補足するという今と変わらないシステムを持っていたのである。
デジタルメーター
今ではすっかり見なくなったような気がしているデジタルメーター。しかし、最新のモデルに代表されるような液晶メーターも広義で考えればデジタルメーターと言えなくもない。なかには液晶画面とアナログメーターを組み合わせたものや、液晶メーターにアナログメーターを疑似的に映し出すものまであって、どっちが優れているのが分からなくなってしまう状態だ。
そんなデジタルメーターを国産車で初めて搭載したのは、1981年に登場した初代トヨタ・ソアラが、「エレクトロニック・ディスプレイメーター」の名称で採用したのが初だった。その後は多くの車種に採用され、果ては大衆車であるカローラまで採用していたのだから、デジタルメーターブームというものは凄まじいものだったのだ。まあ、現行カローラにもTFTカラー液晶メーターが装着されているだが……。