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にわか確定! 本物のクルマ好きはやらない公道での無意味な行為6選 (2/2ページ)

にわか確定! 本物のクルマ好きはやらない公道での無意味な行為6選

サーキットなどでは意味があるが公道では……

1)ドアをバーンと閉めてボディ剛性を語る

 ディーラーなどで新車を見ているときに、ドアを勢いよく閉めてみて「ドスッ」や「バフッ」といった感じの音がすると、「このクルマはボディ剛性が高い」と評価する人がいる。だがドアを閉めたときの音は開口部を一周しているゴムパッキンの材質や形状でも変わってしまうものであって、その音だけでボディ剛性を語るのは無理がある。もちろん、印象として高級感があるかどうかを評価するのは意味がある。

 ちなみに、ドアのストライカー部分のすき間をなくして密着性を高め、ドア自体をボディの補強パーツとするアイシン精機が開発したチューニングパーツ、「ドアスタビライザー」がある。ドアの開閉音とは異なるが、たしかに密着性が高いことには意味があるともいえる。

2)走行後にタイヤを触って発熱を確認する

 ドライブ中にひと休みするときに、タイヤに手を当てて表面の発熱を確認するドライバーもいるが、公道レベルではさほど意味はないだろう。内圧を上げて適正なエア圧にできていることを確認するということであれば、電波で飛ばすタイプの内圧センサーをつけたほうが正確であるし、走行中にも確認できるので便利だ。

 もし、サーキット走行後などに内側と外側の温度差が“手で触って”わかるくらい違うならば、タイヤを十分に接地させられていないサスペンションセッティングになっているということがわかるかもしれないが……。

3)ボディ外板を指で叩いて鉄板の厚さを確認する

 ボディを人差し指の関節で叩いて、その音から鉄板の厚みを想像して「このクルマのボディは強い」といった評価をしているドライバーを見かける。だが、もし叩いている場所がフロントフェンダーやボンネットなどであれば、その部分はボディ剛性にはほぼ無関係の外板なので、剛性や強度を判断するヒントにもならないのだ、残念ながら。

 また、指で叩いたくらいで傷がついたり凹んだりすることはないが、売り物であったり、他人の愛車のボディを無神経に叩くのは、あまり褒められたものではない。

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