誰でもできる! 希望ナンバー取得と名義変更をセルフで行う方法とは(中編)

インターネットで簡単に希望ナンバーの取得が可能

 私ごとであるが、最近個人売買でクルマを買った。中古車を買った際には当然ながら名義変更が必要になり、お店で買った場合にはたいてい名義変更が済んだ状態で納車してくれるものだが、個人売買や住まいから遠くのお店での購入だと(後者はお店の手間などの問題で)名義変更の手続きを新所有者がするケースが出てくる。

 名義変更にまつわる手続きはそういった業者にお願いするという手もあるが、筆者は比較的時間が自由な個人事業主かつ自動車メディアで仕事をさせていただいている身ということもあり、名義変更と同時にできる希望ナンバーの取得を自分で行なった。そこで前編、中編、後編に分け、名義変更と希望ナンバーの取得の具体的な方法を紹介する。中編では今クルマに付いているナンバープレートの番号を変えたいときにも応用できる、希望ナンバーの事前手続きについて説明しよう。

 希望ナンバーの申請は陸運事務所内にあるナンバーセンターという施設に出向いてでもできるのだろうが、基本的には手間の掛からないインターネット上から行う。アクセスするのは希望番号申し込みサービス(https://www.kibou-number.jp/html/GCAA0101.html)というサイトだ。

 アクセスしたらやり方というほどのものではないのだが、“申し込み”というところから個人登録をした後、申請を行う。
※希望ナンバーを申請できるのは軽自動車以外の登録車と、軽自動車の場合は黄色地のナンバープレートに黒い文字の自家用が対象だ。

 その後順に入力するのは、

 1)自分のクルマの種類

 2)自分のクルマの状況(ナンバープレートが有効な登録、届出されているクルマなのか、ナンバープレートが有効でない抹消されているクルマなのか)

 3)クルマの本拠位置(今ついているナンバープレートを単純に変更するのか、名義変更を伴うのかを入力すると管轄となる陸運事務所が表示される)

 4)車検証を見ながら、車体番号などの車両の情報

 5)希望する番号の入力(1、7、88、555、777といった人気の高い番号は抽選となる)

 6)抽選でない番号であれば申請は以上で、ナンバープレートが決定 (地名、区分部分、文字部分、希望番号)。注文制作となるため、入金後、制作が開始される。完成する日から1カ月となる交付期間が指定されるので、期間中に陸運事務所にそのクルマを持ち込み手続きを行う。
※費用は登録車の通常のペイントの希望ナンバー前後2枚で4300円。納期は筆者の場合月曜日に申請と入金し、木曜日の完成だったので3日後だった。また手続きの際には予約済証を受け取るための二次元バーコードを印刷しておくと、書類への記入が不要となり便利だ。

 なお希望ナンバーと同じように申請が必要な東京オリンピックとラグビーワールドカップの記念ナンバープレートや必要な図柄入りのご当地ナンバーは、希望ナンバー以上に納期が長く、完成まで1週間から10日かかるようだ。

 自分で原稿を書いておきながらこういったことを書くのは恐縮ながら、文字だとイメージしにくいところもあると思う。だが実際には特に難しいことはないので、希望ナンバーの取得の際に参考にしていただけると幸いだ。


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