大型は車両が大きくなるほど給料も上がる
一方、食いっぱぐれないという点では、大型や大型二種、牽引があると有利だ。労働環境がきつい上に少子化などによる人出不足が相まって、いつでも募集している。また車両が大きくなるほど給料も高くなる。ただし、免許だけ持っている、いわゆる大型ペーパードライバーだと、実際のとり回しに苦労するなど、現場での苦労は増えるかもしれない。また免許そのものも、以前であれば運転試験場でのいわゆる1発免許で取れたが、今では仮免の取得が必要だったり、安全講習を受けなくてはならないなど、取るのが難しくなってきている。
逆に特殊だがすぐには仕事に結びつかないのが、大型特殊と牽引二種だ。まず大型特殊は名称がたいそうで、資格上は戦車も運転できるが、運転できるだけではダメな車両がほとんど。
荷台に付属しているクレーンやバゲットなども操作できないと仕事にはならないので、玉掛けなどの免許も別途必要になる。ちなみに取得はものすごく簡単なので、免許の項目を増やすだけならおすすめではある。そして牽引二種は取るのは難しいが、車両は牽引のバスという特殊すぎるもので、実際に運行しているのは幕張メッセでお馴染みの、千葉県の幕張新都心周辺だけ。これでは食いっぱぐれとは別次元の話だろう。