タクシー会社への就職は以前よりも難しくなってきている
トラックやタクシーなど、免許があれば食いっぱぐれないと昔からよく言われる。産業用など、ある特定の車両を運転するのに免許が必要な場合、それを持っていないとダメなことから、誰でも就業できるわけではないというのが理由だ。一種の特殊技能と言ってもいいだろう。
ただし、免許の種類にはいろいろとあるわけで、ざっと挙げるだけでも、普通二種、大型、大型二種、牽引、大型特殊など、さまざまだが、すべてが均等に就職に有利というわけではない。今回は職業と免許について見てみよう。
まず最初に思い浮かべるのが、タクシーだろう。普通免許の2種があれば有利だし、なくてもタクシー会社が費用を負担するなどして養成してくれるので、昔からなにかあったらタクシー運転手というのはよく言われる。だが、これは最近では少し変わってきている。タクシー会社を転々としているのは敬遠されるし、初心者でも今までの前歴を見られて、最悪の場合落とされることもある。業界的にマナーアップに取り組んでいるし、新卒の採用も話題になるなど、職場環境の改善も進むだけに、もう誰でもいつでも就職できる業界ではなくなってきていると言えるだろう。