ボディはどうする? 慣らしは? 新車購入後にまずやるべきこととは

昔はタブーとされていた購入直後のワックスがけは行うべき

 新車を買ったら、嬉しい。それは当たり前だが、これから先できるだけ調子よく乗るために、やっておきたいことがいくつかあるので紹介しよう。

 まずはワックスがけだ。昔は新車の塗装は完全に乾いていないから、約1カ月間ワックスをかけるのはNGとされていた。しかし今のクルマには強制的に硬化させるタイプの塗料が使用されているし、それ以上に雨や紫外線などの影響からできるだけ早くボディを守った方がいいので、納車されたらまずはワックスをかけてやろう。

 オイル交換については、スポーツカーなど走りに特化したクルマなら一度すべて交換するのもありだが、一般的なクルマであればそのままで問題なし。ライン充填では安いオイルが使われているという意見もあるが、ディーラーで扱っているメーカー指定のオイルが入れられているので、とくに心配はない。

 そして慣らし運転はぜひやってほしいのだが、昔のようにエンジンやミッションの当たりづけというよりも、全体をほぐしてやるのが現代流。クルマというのはさまざまなパーツにわかれるが、少しずつ力をかけてやることでそれぞれが性能を発揮しやすくなる。タイヤはしなやかさが出るし、足まわりも同様。ブレーキも走らないとあたりがつかないし、ボディもいきなり高い入力を受け止めるよりも、少しずつ力がかけられたほうがうまく馴染んでいく。

 この程度でいいので、納車されたら簡単な対策を行なっておくと、クルマの寿命はグンと伸びるだろう。とはいえ、最初の100kmぐらいまでで構わない。少々抑え気味で走行し、慣らしていけば十分だ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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