円を描く拭き方は拭き漏れやムラが出やすい
洗車のプロに聞いても難しいというのが、窓のクリーニングだ。皆さんも経験あるだろうが、何度も拭いてこれで完璧と思ったら、日の加減が変わってムラが出現。イライラしたりする。ムラの原因は汚れが残っているからで、除去するためにはとにかくきれいな布を複数枚用意して何度も乾拭きしていくのが基本だ。
その際に気をつけたいのが、拭く順番というか、拭き方。その昔は横に動かさないと拭きスジが視界とバッティングして、外が見えにくくなると言われていたりしたが、そもそもきれいに拭き上げられれば問題はない。それ以上に気をつけたいのは、拭きムラであり、効率のいい拭き方だ。ちなみに、拭く方向を今でも厳守したいのはリヤの内側などの熱線がプリントされているところ。熱線に対して、沿うように動かさないと切れてしまうことがあるのだ。
では、効率よく、そしてムラが出ない拭き方はどういうものなのかというと、まず外周の縁の部分はグルリと一周、一気に拭く。真ん中を拭いて、その手間の縁を気がついたように拭いて、とやる人がいるかもしれないが、これだけとやはり漏れが出るので縁から手がけたい。
その次に、真ん中の部分を拭くが、これは縦でも横でもいいのだが、直線で往復させながら拭いていき、すべて拭き上げたら、今度はクロスさせるように今までに対して、直角に動かしていく。つまり、横で拭いたら、次は縦で拭くというわけだ。ボディでのワックスがけも同じだが、円を描くのは漏れが出やすいので避ける。
さらに面積が広いフロントガラスでは真ん中が手が届きにくいことから、漏れが出やすい。そこで基準を設けるのだが、車検のステッカーを利用する。ここで左右を分けて、意識して拭いていくきれいに拭くことができる。