
今後の展開に期待できる商品ばかり!
ダイキャストモデルやプラモデル、ラジコンなど国内メーカーの新商品が9月29日~30日に行われた「第58回全日本模型ホビーショー」で発表された。今回は各ホビーメーカーの魅力的な商品をお届けしよう。
・タミヤ
F1好きには垂涎モノのフェラーリ312T3の1/10スケールラジコンが登場。ボディはポリカABS樹脂と透明で軽量なポリカーボネートの2種類をセットにしている。シャシーは走行用バッテリーを縦置きにしたF104Wを採用している。価格は2万4800円(税抜き)。
・onemodel
2013年に香港で設立されたミニカーメーカー。実車に近い工法で塗装がなされており、クオリティが高い。今回初出品となるホンダ・シビック タイプR(先代モデル)はレジンモデルの1/18スケール。onemodel社ではなんと、ミラーの脱着がすることが可能! 破損しやすい箇所だけに、これは嬉しい!
また、開発途中の三菱ランサー・エボリューションIIやLBワークスのホンダNSXなど、多くモデルを開発中とのこと。今後の展開に注目したい。
昨今、各社ラインアップが増えている1/64スケールでモデル化したホンダシビック 無限RRも、このサイズとは思えぬ内装の作り込みがなされていた。
・メイクアップ
設立から40周年を迎えるメイクアップは、現在試作中の全開閉モデル「ランボルギーニ・ミウラSV」をアニバーサリーモデルとして登場。ランボルギーニのレストア部門ポロストリコで手がけたことで、注目度のある1台。日本でもリヤフェンダーが張り出すグラマスなボディが人気だ。
また、GT-R系も豊富に展開。現在、R34 GT-R V-specII ニュルは最終仕上げ段階に入っている。発売は2万4000円(税抜き)とのことだ。
・TSM MODEL(サンリッチジャパン)
サンリッチジャパンは、アメリカののミニカーメーカー「Sunrich Toys & Hobby」日本法人だ。とくに、1/64スケールに力を注いでいるTSM MODELのMINI GTシリーズでは、現在トヨタ・スープラ(80型)を開発中。
・インターアライド
1/43のハイ・ストーリーシリーズからトヨタ・スターレットSi-Limited、マツダ・ファミリア1500XG、三菱デリカD:5を開発中! 発売時期はまだ未定だが、マニアックな車種を展開していく同社に注目したい。
そして、マツダエースが手がけ、今回インターアライドブースに展示していた1/12スケール マツダ・ロードスター(ND)のシャシーが登場。こちらは300個限定で、今回担当を務めた金谷誠司さん自身が欲しくて企画したというもの。ゼロからスタートし、マツダのCADデータを活用し精密に作り込まれているのが印象的だ。
今後は初代ロードスター(NA型)も作りたいと思っているそうだが、まずはNDが完売してから……というので欲しい方はぜひ問い合わせてほしい。
・タカラトミー
タカラトミーといえば、トミカはもちろんだが80年代に登場したチョロQに親しみをもつ方も多いのではないだろうか。8月にトミカからラ・フェラーリが登場した際に、フェラーリから許諾を得たのにあわせ、今回チョロQでもフェラーリシリーズが登場。ロングノーズ・ショードデッキの美しいボディを採用する250GTO、フェラーリの40周年、50周年を記念するF40とF50、そしてF355がモデル化される予定だ。今後の展開にこうご期待したい!
・青島文化教材
魅力的な車種をプラモデルで再現し、作り上げる歓びを提供し続けるアオシマからは新製品が盛りだくさん。例えば、1/24スケールのポルシェ911(930ターボ)やトヨタ・スターレット(KP61 TS仕様)、三菱スタリオン、三菱ランサーターボ、日産サニーB110(TS仕様)の開発が進められている。
どのモデルも、どのように仕上げるか、いかに実車に近づける仕上げをしていくか、作る前から非常に楽しみなモデルだ。
・京商
ミニカーメーカーの京商が輸入・販売を行っているフランス製ミニカー「OttO Mobile(オットー・モービル」。最新作となる1/18スケールの日産シルビア スペックR(S15型)の試作モデルが展示された。最近は中古相場もグッと上がっており、クルマ好きの中で注目度が上がっていく1台ゆえに、ぜひともコレクションしたい1台だ。