冬はとくにこまめな点検が大切
そこで、冬はとくにこまめにタイヤの空気圧を点検するとよい。空気圧の数値そのものは、自動車メーカー指定の値が基本だ。季節によって上下させる必要はない。ただ上記のように、季節によって空気圧の変化が大きく起こるので、こまめな点検を心がけることが大切だ。
また空気圧は、燃費にも影響をおよぼす。適正値でないと、タイヤの抵抗が増えて燃費が悪化する。さらに、空気圧が足りないと燃費にも操縦安定性にも不都合となりやすい。また適正空気圧を保っていれば、偏摩耗を防ぎ、タイヤを長持ちさせることにもつながる。
放っておくと、タイヤの空気圧が減っていくことさえ知らなかったり、気付かなかったりすることが多い。タイヤはあって当たり前の存在でありながら、実は生き物のように日々変化(走るごとに摩耗もしている)しており、走りに大きな影響を及ぼす部品だ。影の存在とはいえ、クルマの走りその物を左右する重要な消耗部品なのでつねに意識し、思い立ったときには点検をすることが、安全で楽しいドライブと、よい燃費を約束してくれる。