税金類は安いが大切なことは使い勝手で利点を感じるかどうか
N-VANが登場して、乗用車ライクな商用車にも脚光が当たっているが、もし商用車を乗用車的に実際に所有するとしたら、どんなメリットがあるのだろうか。そもそもそんなにメリットがあれば、N-BOXの代わりにN-VANをみんな買うわけで、気になるところだ。
一番のメリットは税金類が安いということ。車種などにもよるが、自動車税は半額以下。車検時の重量税は逆に半分強といったところで、1年だと3~4万円安くなるイメージだ。
逆に自賠責保険は小型貨物(自家用)だと2000円程度だが高くなってしまうし、大きなクラスだとその差は数万円になる。ちなみに軽は自家用も商用も違いはない。ただ、そのほかのメリットとしては税金類のほかには、作りが頑丈で耐久性があるといったぐらい。
逆にデメリットは、後席が簡易的で固定式だったり、乗り心地が今ひとつ(乗用車の商用車登録は除く)だったりする。また費用的には、車検が毎年になるので、2年に1回よりもコストも時間も取られるのもデメリットだろう。ただ、軽の貨物は、2年毎の車検でOKではある。
自賠責の差は考えないとしても、1年間で数万円程度の税金類のセーブに対して、車両の構造が違ったり、車検が1年毎になるのをどう考えるか。実際はバーターといった感じだろうか。もちろんガンガン使い倒したいとか、2人しか乗らないなどであれば商用車を選ぶのはありだ。