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親が偉大すぎると子は苦労する! 結局初代が一番よかったクルマたち

親が偉大すぎると子は苦労する! 結局初代が一番よかったクルマたち

メーカー毎にインパクトがあるクルマをピックアップ

 クルマは機械なので、モデルチェンジをするごとにどこかが必ず改良される。しかし、インパクトやテイスト、パッション、スタイリングなどは、けっきょく初代が一番だったというクルマも少なくない。そんな初代が一番だったクルマを独断と偏見でピックアップ。

・トヨタ

 トヨタからは、エスティマをノミネート。「天才タマゴ」というキャッチフレーズで登場した画期的なミニバンで、アンダーフロアミッドシップレイアウトで、低い床、広い室内、走りの良さ、先進的なデザインと、ミニバンの革命児であるとともに、傑作車として今でも評価できる一台だ。

・ホンダ

 ホンダは初代で冒険し、マイナーチェンジ、モデルチェンジごとに、大人っぽく(大人しく?)まとまっていく傾向があるので、初代に魅力があるクルマが多い。例えば、NSXだ。NSXもリトラクタブルライトの初代が一番カッコいいし、スーパーカーらしい。

インテグラタイプRもDC2の初期型がキレ味抜群で面白かった。シティも初代のトールボーイが、デザインもエンジンも画期的で、CR-Xもセミ・リトラクタブル・ヘッドライトの初代が印象深い。アコードエアロデッキをアコードワゴンの元祖だとすると、ランクインさせたくなる!? ホンダZも初代の「水中メガネ」はインパクトがあったが、SUVになった二代目の存在感は薄い……。

・日産

 日産は同じ名称のクルマでも、開発方向がぶれるのがお家芸……。すでに車名が消滅してしまったクルマもあるが、いってみよう!

 まず、「シーマ現象」を引き起こした初代シーマ。それから、日産北米デザインスタジオ「NDI」がデザインしたボディが新鮮だったテラノ(北米では、「オフロードのZカー」という異名だったとも)。

 忘れちゃならないのが、P10プリメーラ。欧州車テイストの「プリメーラパッケージ」で、質実剛健な優れた一台。901運動の成果から生まれたクルマでもある。初代のFRのセフィーロなども、日産らしいセダンで好感が持てた。鉄板では、初代フェアレディZ(S30)といったところ。

・マツダ

 マツダは、NAロードスターは外せない。NBもNCもNDもいいクルマだが、世界中のオープン2シーターに与えた影響と親しみのもてるスタイリングで、NAに勝るクルマはない。

 アテンザなども初代の評価が高い。コスモスポーツ、AZ-1、RX-8、ボンゴフレンディなどもあるが、みんな惜しい。

・スバル

 スバルはなかなか難しいが、いまのスバルの立役者、初代レガシィと初代インプレッサWRXは文句なしのいいカタチ、いいパッケージだった。

 ドミンゴの初代もコンセプトは非常に面白い。アルシオーネやヴィヴィオ、R1、R2も、いいクルマだったが、2代目が出なかったのが残念(アルシオーネSVXは登場したが、これもよかった)。

・三菱

 三菱は二代目の印象が強いが、あえてパジェロ。パリダカへのチャレンジをはじめたクルマで、このクルマがRVブームの先駆けとなった。もう一台は、グループAレースでも活躍し、映画キャノンボール2にも登場したスタリオンでどうだろうか?

 初代で消えて、GTOにバトンタッチしてしまったが……(仮想ライバルは、ポルシェ・924ターボ!?)。

・番外編

 初代と二代目のギャップでいえば、いすゞのピアッツァも! ジウジアーロがデザインしたボディは今でもカッコいいが、二代目は……。イルムシャーや、ハンドリングバイロータスといったモデルがあったのも、新しい試みだった。

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