ピンチのときはやっぱりJAF! 会員でも知らないJAFの手厚いサービスとは (2/2ページ)

JAFなら事故や故障以外のトラブルにも対応してくれる

3)砂浜、雪道、ぬかるみなどからの引き上げ

 アウトドアにレジャーに行って、砂浜や河原、雪道、ぬかるみなどでスタックしたとき頼りになるのは、じつはJAFだけ!?

 自動車保険付帯のロードサービスは、事故や故障には対応してもらえるが、そうでないトラブル、ピンチまではフォローしないというのが基本。スタックしたとき、出動してくれるのはJAFか、JAFと提携している保険会社の優遇サービスぐらいだということを覚えておこう。

4)自然災害に起因した事故・故障への出動

 今年は大雨や台風による被害が多く、記憶に新しいところだが自然災害に起因した事故・故障にも対応してくれるのが、JAFの大きな特徴。大雨による冠水等、自然災害時のトラブルにも出動してもらえる。保険会社付帯のロードサービスでも、一部は対象になっている場合もあるので、自分の保険の契約内容を一度確認しておくといいが、JAF会員ならこれらのケースでもOKだ。

・その他

 かつて、JAFの無料レッカーサービスの範囲は、5km以内と短かったが、2008年以降は15kmまで無料とサービスが拡大している。また、JAFと提携している自動車保険のロードサービスがあれば、レッカーで運んでもらえる無料の範囲がもっと伸びるので、これも保険の契約内容をチェックしておきたいところ。

 JAF会員の場合、救援依頼は何度でもOKというのがメリットで、出先でクルマがトラブルを起こし、とりあえず自宅までレッカー。翌日、自宅から修理工場まで再度レッカーをお願いするというのも可能になる(保険会社のロードサービスでは、二次搬送は有料)。

 最後に、JAFと保険会社のロードサービスの大きな違いについておさらいを。同じロードサービスでも、保険は「クルマにかける」もの。一方、JAFは「人にかける」ものなので、会社のクルマやレンタカー、友人のクルマをドライブしているときでも、トラブルやピンチの時は、JAFに救援できるのがポイント。

 逆に、自分のマイカーであったとしても、JAFの会員本人が同行していないときにJAFを呼ぶと、会員向けの無料サービスが受けられず、有料扱いになるので要注意(家族会員になっておけば安心)。

 できることならロードサービスのお世話にならないのが一番だが、年に一度、いや2年に一度でも救援依頼をすれば十分元がとれるので、この機会にもう一度JAFのサービスについて見直してみてはどうだろうか?


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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