ラリー大好き女子とドリフト女子が86でラリーに挑む!
来年より本格始動するTRDラリーカップ。CARトップの編集部女子がドリフトガールと共にタッグを組み、その前哨戦に参戦! 果たしてその行方は?
ホンダが参戦しているF1やトヨタが挑戦しているラリーなど、自動車を使い、速さや技術を争うスポーツがある。モータースポーツだ。
そのモータースポーツの1カテゴリーであるラリーは、最近参戦者が増加。初心者向けラリーイベントである「TGRラリーチャレンジ」は、参加希望者が溢れてしまうほどの盛況ぶりなのである。
その「TGRラリーチャレンジ」やラリーの県シリーズからステップアップしたい人向け、いわゆる中級者向けの「TRDラリーカップ」が2019年より本格始動することになった。2018年にそのプレシーズン戦が行われるのだが、3度の飯よりコ・ドライバー好きなCARトップ編集部・中村が挑戦することになった。
8月中旬、群馬県にある「群馬サイクルスポーツセンター」にてそのドライバーとなるドリフトガールと顔合わせ。ふたりは名コンビとなれるのか。
編集部・中村(以下、中):はじめまして、今回コ・ドライバー担当の中村です。
ドライバー・水原亜利沙(以下、水):よろしくお願いします。ドライバーの水原亜利沙です。ラリーまだまだ経験不足なのですが、ドライバーとして腕を磨いていきたいと思っています!
中:私はラリー3年目なのですが、最近ようやく力を入れてやり始めたくらいなので、同じくまだまだ初心者です。水原さんは最近までドリフトをやられていたとか?
水:そうなんです。個人的にドリフトをはじめて、結局最近では大会なんかにも出ています。社会人をやりながらなのですが、かれこれ数年くらいになります。
中:す、すごい……。じゃあMT車の操縦なんかはお手の物ですね! 水原さんがモータースポーツに興味をもつキッカケはなんですか?
水:ドリフトは「ワイルドスピード」っていう映画なんですが、じつはそれよりも前にWRCのDVDを結構見ていたんです(笑)。まわりにまわってラリーができるチャンスがもらえて嬉しい!
中:私も大学時代の自動車部の部室に転がっているWRCのDVDめっちゃ見てました! ラリーってほかのモータースポーツと違って、自然とか環境とか、より不確定要素多い中で走るのがカッコいいんですよ。マシンのベースが市販車なのも存在が近く感じられるし、総合的な走破力を試されているスパルタンな感じが好きです。あとレースよりも長く競技車に乗ってられるからお得だなと(笑)
水:あ、熱い……。今回一緒に戦うのはマシンはクスコ86です。キャロッセさんから協力をいただきました。
中:もともと86/BRZレースの車両だったんですよね。今回参戦する「TRDラリーカップ」は、ラリータイヤに履き替えさせるだけで、参戦できるからお手軽。
水:そう、意外とラリーって自分の愛車でポンっとでれたりするんですよね。
中:もちろん安全装備はちゃんとしていないとダメですけどね! 基本的に「TRDラリーカップ」は2020年までなら、ロールケージが取り付けてあって、ラリータイヤを履いていれば参戦できます。
水:じゃあ、早速乗りましょう……。
ふたりはいよいよ初の試乗へ。いざ86のシートに収まってコースイン!
水:わ! なんかもう乗り心地良い。86からのウェルカム感がある。
中:もうですか! 順応早いですね(笑)コ・ドラとしてはドライバーが乗りやすいクルマに乗ってくれることは非常にありがたいです。それだけ運転に集中してもらえますし。
水:そういう意味でも、マシンを管理するチームって大事ですよね。
中:そうですね……ラリーはとくにマシンが壊れる可能性が高いので、マシンを完走させられるだけのチーム力も非常に試されます。今回は国内外で活躍されているクスコのサポートがついているので色々学びとりたいです!
水:じゃあ、ペース上げますよ! ……うーん、なかなか見えない道を攻略するのは難しい。そもそもドリフトとラリーじゃ走らせ方が違うんだろうな〜。でも86の加速感たまらないー!
中:いや〜、私も86の走りが好きです。基本的にラリーもレースでいう走行するラインが重要ですよね。ペースノートはドライバーが主に作るものですが、単なる右左を教えるガイドなだけでなくて、速度を落としたり、ラインの取り方をノートに入れたりして走行するドライバーも少なくないですよ!
水:今後そういったノートを作れていくといいなぁ。
中:もちろん、いろんなタイプのドライバーがいるので、亜利沙さん流のノートを作ればそれが正解だと思いますけどね! じゃあ、もう1周行きましょうか。
ふたりが初参戦するのは、10月7日(日)に愛知県で開催される「2018 TRDラリーカップ プレシーズンマッチ シロキヤラリーin豊根」だ。のこり約1カ月、ふたりのラリー奮闘記は始まったばかり! 今後もWEB CARTOPではこのチャレンジを追いかけていく予定なのでご期待ください!