年間9700万本も出る「クルマ用廃タイヤ」の知られざるゆくえ (2/2ページ)

埋め立て処分はたったの1%しかない!

 あとは中古タイヤとして海外に輸出されるケースが13%、国内で更生タイヤ台用や再生ゴム・ゴム粉として再利用されるのが17%。埋め立て処分などになるのは、1%しかない。一時期、廃タイヤの不法投棄などが話題になったが、タイヤは優良な“資源”なので、きちんとタイヤショップなどに引き取ってもらうこと。

 廃タイヤは産業廃棄物の扱いになるので、不法投棄すると5年以下の懲役、または1000万円の罰金、もしくはその両方が課せられるので、不法投棄は絶対にNG。中古タイヤ店での買い取りや、個人でオークションで販売するのはレアなケースで、サーキットのタイヤバリアや公園の遊具として使われるようなのもごく少数でしかない。

 いずれにせよ、すり減ったタイヤは危険なので早め早めに交換し、廃タイヤとして専門店に引き取ってもらって、有効にリサイクルしてもらうことにしよう。

 【詳しくはこちら】

 参考:JATMAのホームページ
http://www.jatma.or.jp/environment/report01.html


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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