安価な市販ナビでも使えるから費用を抑えられる
自動車用電子系アイテムをリリースする「データシステム」が、スズキ・スペーシア/クロスビーの純正全方位カメラの映像を市販のカーナビゲーションのモニターに映し出せる『全方位モニター用カメラ接続アダプターRCA092K』を発表・発売した。
クルマへの支払総額を抑制したい軽自動車オーナーにとって、リーズナブルな市販ナビを選択肢に加えられるメリットは大きいだろう。
スズキ・スペーシアおよびスペーシアカスタムに設定されている「全方位モニター」は、クルマの前後左右に設置された4つのカメラから映像を元に、クルマを真上から見たような映像を映し出す機能だ。さらに、クルマの周囲360度を立体的に表示する軽自動車初となる3Dビュー、バックするときのリヤカメラ、助手席側のサイド映像、見通しの悪い交差点などで役立つ左右確認サポート機能も付いているだけ、安全運転支援デバイスとしてぜひとも装着したいオプションパーツだ。
『全方位モニター用カメラ接続アダプターRCA092K』は、メーカーオプションの「全方位モニター用カメラパッケージ」からの映像を社外ナビゲーションでも見られるようにするアイテム。
そもそも「全方位モニター用カメラパッケージ」はメーカーオプションで、これに対応しているのはディーラーオプションのナビゲーションのみ。しかも、8インチまたは7インチモニターのスタンダードモデルおよびエントリーモデルのナビゲーションしか用意されておらず、その本体価格は約11万〜16万円と正直言って機能や性能から考えると割高感は否めない。
実際、市場には同程度の社外ナビゲーションなら量販店で10万円以下、5万円台でも購入することができるモデルも存在している。
『全方位モニター用カメラ接続アダプターRCA092K』があれば、全方位モニターの表示や表示パターン切り替え、初期設定などさまざまな機能をリ
『全方位モニター用カメラ接続アダプターRCA092K』自体はコンパクトで、ナビゲーションとカメラからの配線の間に接続するだけ。
実際に『全方位モニター用カメラ接続アダプターRCA092K』で社外ナビゲーションを接続したスペーシアカスタムで走行してみた。
狭い路地で見通しの悪い交差点では、少しクルマのノーズを前に出すだけで純正カメラの左右確認サポート機能によって、周囲の様子がわかりやすく目の前を横切る横断者もしっかり確認できた。
さらに助手席側のサイド映像も表示されるので、違法駐車車両がいても安全確認をしながら路肩ギリギリまで車両を寄せられる。
通常はナビを表示し、車両がある一定速度以下になるとカメラの映像がモニターに表示されるのは、まったく純正と同じ。
縦列駐車などギヤをリバース(R)に入れると、表示までのタイムラグはなくリヤカメラとクルマを真上から見た映像がナビゲーションのモニターに映し出されるなど、まったく後付け感はない。
同梱されているスイッチを使えば、カメラアングルの変更も可能だ。車庫入れなど、後方の状況を画面イッパイで見たいときは、リバースギヤに入れてからスイッチを押せば切り替えられる。
もし、後退時はリアカメラだけの映像にしたいというなら、基本設定で変更しておくことも可能だ。設定内容はフロントカメラ、サイド、リアカメラなど全方位モニター用カメラパッケージ装着車に採用されている純正機能がすべて使える。ただ、機能選択・設定は『全方位モニター用カメラ接続アダプターRCA092K』に同梱されているスイッチで操作することになる。
このように『全方位モニター用カメラ接続アダプターRCA092K』は、好みのナビゲーションを諦めることなく、「見えない場所を映し出す」スズキ安全運転支援デバイス「全方位モニター」を装着できるベストアイテムといえるだろう。
スズキ スペーシア/クロスビー全方位モニター用カメラアダプターRCA092K
価格:9800円(税別)
適合車種:スペーシア(MK53S)全方位カメラ装着車(年式H.29.12~)/クロスビー(MN71S)全方位カメラ装着車(年式H.29.12~)/ソリオ(バンディット含むMA36S・46S)全方位カメラ装着車(年式H30.8~)/三菱デリカD:2(カスタム含むMB36S・46S)全方位カメラ装着車(年式H30.8~)
【詳しくはこちら】
データシステム
https://www.datasystem.co.jp/