【試乗】安全装備充実で全車がサポカーに! 安心して乗れる三菱eKスペース カスタムに乗ってみた

軽自動車ながら高速移動も苦にならない快適さ

三菱自動車が1991年から主催しているキャンプイベント「スターキャンプ」が毎年盛大に行われている。アウトドアと親和性の高いクルマが豊富な同社が主催するだけあって、毎年募集定員の枠を超えて応募が来るほど人気のイベントだ。

残念ながら初回の朝霧高原は台風のため中止となってしまったが、WEB CARTOPでは少しでもユーザー感覚で楽しみながらレポートしたいと思い、三菱車で取材へ向かうことに。今回は「eKスペースカスタムT セーフティ プラス エディション」をお借りし、会場となる朝霧高原まで往復約300kmをドライブしてみた。その印象をお届けする。三菱ekスペース カスタム

普段は長期リポート車として運行している某欧州コンパクトカーで移動することが多い私だが、小排気量車が大好きなことと、軽自動車コンプレックスがない私には嬉しい旅となった。乗り込んですぐに思うことは、シートが硬いのはしょうがないとしても、CVT+直3ターボは思いのほか快適で驚いた。

三菱ekスペース カスタム

最大トルクが発生する2500〜3000rpm付近を意識してアクセルを踏み込めば、つねにパワー感のある加速が得られるし、60km/hまでの加速や高速道路の合流でもあまり頑張っている感を出さずに進んでいく。とはいえ、ここ一番の加速では軽自動車だなと感じてしまうが、それでも走行車線を走る分には十分すぎる。三菱ekスペース カスタムさすがに峠道ではハイトボディということもあり、転がってしまうのでは……と心配したが、セオリー通りの運転をすれば無駄にボディが左右を振られることなくコーナー立ち上がっていく。距離を重ねていくごとに、これがちょうどいいとすら思ってしまう……。三菱ekスペース カスタム

それでいて実燃費は15.5km/Lと、ほかの軽自動車と比べてしまうと数値上ではやや劣ってしまうかもしれないが、信号が変わった瞬間に車速を乗せるのも苦労なく走ったことを考えれば、個人的には満足のいく数値。ランニングコストが重視される軽自動車という目線で見ると、この部分は賛否両論なのであくまでも参考までとしてほしい。三菱ekスペース カスタム

 もうひとつ、試乗中によかったと感じたのはインパネまわりの質感。例えば、エアコンの温度を下げるためにスイッチ類に手をかざすと、まるでスマートフォンのように操作でき、そしてシンプルなデザイン好印象だ。さらに、日差しが強いときは後部座席にロールサンシェードが装備されている。三菱ekスペース カスタム

 後部座席といえば、天井に装着したナノイー機能を搭載したリヤサーキュレーターも忘れてはいけない。素早く室内全体の温度管理ができることで、子どもから大人まで快適な移動ができるのはファミリーにとって嬉しいはず。ゆとりのある室内のため、前席のシートを倒せばリヤシートに座って足を伸ばして息抜きできる広さはアッパレ!三菱ekスペース カスタム

さて、あまり知られていないのが非常に残念だが、eKシリーズは全車がサポカーSワイドもしくはサポカーSベーシック+に該当する。今回試乗した、eKスペースカスタムはサポカーSワイドとなり、「衝突軽減ブレーキシステム」、「踏み間違い衝突アシスト」、「車線逸脱警告システム」、「オートマチックハイビーム」を装備している。三菱ekスペース カスタムほかにも、アクティブスタビリティコントロール(横滑り防止)、エマージェンシーストップシグナルシステムなどといった安全装備を盛り込まれていながら、価格は187万560円(税込み)となっている。三菱ekスペース カスタム

会場への往復のほか、トータルで400km弱乗ったeKスペース カスタムは、使い込むほど(乗るたび)に味わいがあるスルメのような魅力にすっかりとハマってしまった。ホンダN-BOXが販売台数No.1を記録しているが、都会はもちろん、地方に出ても映えるスタイリングをもつeKスペース カスタムを選ぶという手もあると、あらためて感じた週末だった。三菱ekスペース カスタム


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