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こんなもの付いてた? クルマでほとんど使われない寂しいスイッチ5選 (2/2ページ)

こんなもの付いてた? クルマでほとんど使われない寂しいスイッチ5選

人によっては重宝している場合もある?

 長年乗りつづけている愛車でも、一度も使ったことがない、あるいは遠い昔に1度試した程度で一切つかわなくなったというスイッチがあるものだ。

 なかには「使わないどころか重宝している」という人もいるかも知れないが、一般的にはほとんど使われることのないスイッチを5つ挙げてみた。

1)パーキングランプ(駐車灯)

 押すと、スモールランプとテールランプが点灯。昭和の日本車の多くに装備されていたが、日本車ではSUBARUがもっとも長く装備しつづけ、2009年春に生産を終了した4代目レガシィまで装備していた。

 SUBARU車の場合、イグニッションをONの位置にしないかぎりハザードランプ以外の灯火は一切つかないので(外装ライトのつけ忘れは完全に防止できる)、たとえば夜間に故障して停車するときなどの安全性を確保するために長く装備されていた。

 道交法では「夜間や視界不良時に路上へ駐停車する場合は、テールランプ、ハザードランプ、パーキングランプのいずれかを点灯させること」と義務付けられているが、多くの場合ハザードランプで問題なく対応できるし、最近の外装灯火類はLED化が進んだことなどで消費電力が小さくなっているため、エンジンが停止したままでもある程度スモールランプを点灯し続けられるようになったことから、装備されなくなった。

 SUBARUの場合はステアリングコラムの最頂部に設置されるので、内装を掃除する際などにうっかり押してしまい、それに気がつかずバッテリー上がりの原因になることもあった。

2)ヘッドランプレベライザー

 ヘッドランプのロービームの光軸を調整するスイッチ。ヘッドランプの光軸は、荷室に重い荷物を積んだ時や加速時に上向きとなり、対向車に眩惑を与えてしまうため、これを調整するためのスイッチ。

 中級以上の車格のクルマでは自動で行われることが多い。マニュアル式の場合はダイヤルタイプのスイッチが備わるが、ヘッドランプの光軸の前後角を気にするドライバーはほとんどいないため、ワゴン車でのフル積載時など、極端に光軸が上むきになったりしない限り、ほとんど使われない。

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