【ラゲッジ】外観デザインを生かしたスクエア形状で大容量
スクエアなボディデザインを生かしたインテリア&ラゲッジスペースの広さも新型ジムニー&ジムニーシエラの魅力のひとつ。定員乗車でのロングツーリングや家族旅行といった用途ではなく、1〜2名乗車でアウトドアレジャーの道具やキャンプ用品などを積み込んで出かけるというような使用状況を想定した、使い勝手のいいラゲッジルームとして設計。
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後席スペースはシートを倒すことでほぼ完全なフラットになり、倒した状態での荷物の出し入れがしやすいよう、バックドア開口部の形状や床面の高さなども最適化。とくに四隅のスペースを有効に使える便利なラゲッジルームだ。
後席を倒すことで展開するラゲッジスペースは、コンパクトなボディながら352Lという大容量を実現している。荷室幅は1300mmで、9.5インチサイズのゴルフバッグを横積みできる。開口部がスクエアで荷物の積み降ろしがしやすく、またサイドウインドウが立っていることもあり、スペース全体を「四角い箱」として使えるのが便利。
後席シートバックは分割可倒式で、シートバック裏側は防汚仕様となる(ジムニーXG以外に装備)。アウトドアレジャーでは重宝する。
フロア部分はフタ付きのラゲッジボックスになっている(ジムニーXGを除く)。4名乗車時にも使用することができ、ボックスの下には車載工具などを収納するツールボックスも設置されている。
ラゲッジ左右の側面にそれぞれ5個ずつ、ナットを内蔵。荷物を固定するためのフックやネットなどを取り付けることができる。
後席部分をラゲッジスペースとして使う際、意外と邪魔になるのが後席用シートベルト。とくに3点式の場合、ルーフ側から伸びたベルトは荷物を固定するのに使えるわけでもなく、取りまわしの処理に困ることもある。そこでジムニー&ジムニーシエラでは、ベルトのシート側を外してリヤピラー側に収納できる機構を採用。スマートに荷物を積むことができる。
ラゲッジルーム左側のサイドパネルに12Vのアクセサリーソケットを装備。アクセサリーソケットはフロントコンソールにも装備され、ふたつ合わせて120Wまで使用可能だ。
ダッシュボードの助手席側にはグローブボックスを配置。それほど容量は大きくないがそこそこの深さがあり、ふたつ折りの車検証入れなどを収納するのにちょうどいいサイズだ。
バックドアは右側に開くスイングドア。ヒンジの形状や位置の最適化により、開口部を大きく取ることができた。フロア位置が高く、荷物の積み降ろしもしやすい。