【インテリア】ドライバーの操作性を最優先
インテリアの仕様およびデザインも、基本的にはジムニーとジムニーシエラでは共通。水平基調のダッシュボードは操作性を最優先したレイアウトとなっており、ブラックの基本色により運転に集中できる環境を作り出している。
前方視界はフロントウインドウが立っていることとボンネットが確認できることから、車両感覚もつかみやすい。ドアウインドウの前端部分が低く、側方視界も良好だ。
スイッチ類はサイズを大きめに設定し、操作力や操作方向を最適化。運転中でも的確な操作ができるよう配慮された設計と言えるだろう。操作系が機能的にレイアウトされたダッシュボードは、ブラック基調で反射の少ないシボ表面加工や、手に触れる部分の滑り止め加工など実用性を重視した設計だ。
ステアリングホイールはジムニーのXC、ジムニーシエラのJCでは本革巻き、そのほかのグレードではウレタン製となる。ステアリングスイッチは右側がクルーズコントロール、左がオーディオ調整やディスプレイの切り替え用となる。
メータークラスターにはヘアライン加工が施されたブラックのガーニッシュを装着。メカニカルな雰囲気でジムニーの「ギア感」を高めている。
ダッシュボードの右下にスイッチパネルを配置。デュアルセンサーブレーキサポート、車線逸脱警報のオン/オフを切り替えることができる。
ジムニー、ジムニーシエラともにトランスミッションには4速ATと5速MTの2タイプを設定。どちらもレバー切り替え式のパートタイム4WDとなる。
2WD時はFR(2H)で、4WD時にはトランスファーレバーにより4L(ローギヤード)と4H(ハイギヤード)を選ぶことができる。路面状況などによって切り替えて使用することが可能だ。
メーターは右に速度計、左に回転計と、それぞれ独立したタイプ。外光の反射を防ぐためクラスター内にメーターを収めている。その中央部にはマルチインフォメーションディスプレイを配置。燃費情報や予防安全装備の設定・作動状況などを表示する。
全車オーディオレス仕様となる。TVチューナー&DVDプレーヤーが一体型のカーナビは、8インチ・4タイプ、7インチ・4タイプがオプションとして設定されている。
センターコンソールにはパワーウインドウ、ESP、ヒルディセントコントロールのスイッチ、USB電源などを配置。直感的に操作できるよう大型のスイッチを採用している。
フルオートエアコンはジムニーのXGを除き標準装備。温度設定、風量設定の変更はダイヤル、モード変更やエアコンのオン/オフは大型のボタンスイッチで行う。
サンバイザーは左右席に装備。切り替えてサイドバイザーとしても機能する。チケットホルダー付きバニティミラーは、ジムニーのXGを除き運転席側に標準装備。助手席側はグレード別設定となっている。