湾曲したガラスに密着させるためにはブレードが重要
そうなると重要になってくるのが、ブレード部分だ。ブレード部分とはゴムが付いている骨の部分で、よく見てみると複雑な形状をしていることがわかる。金属のアームをリベットで接続しているのが一般的だが、この複雑な形状ゆえ、湾曲したガラス面にもしっかりと追従して、拭き残しなく視界を確保できるのだ。ただ、作動時は結構な力がかかることから、接合部分にガタが出やすく、ガタが出てしまうときれいに拭けなくなってしまうため、ブレードごと交換というのが基本となってくるわけだ。
最近では樹脂のベースにゴムが溶着された、いわゆるエアロワイパーが増えてきているが、こちらも樹脂の張りだけで絶妙な追従性を出しているので、メンテナンスという点では変わりはなく、定期的な点検は必要だ。
ワイパーメーカーの推奨は1年に1回。最近は高温になったり、雨が多かったりと、ワイパーにとっても過酷なので、マメに点検して早めに交換するようにしたい。